岩手県の最高峰で日本百名山の岩手山。
標高は2038mで大きなすそ野を広げる山容で、
過去に5回は噴火しているようです。
山頂の火口は大迫力でお鉢巡りも可能です。
登山ログ
YAMAP https://yamap.com/activities/33518928
馬返しルート
岩手山は活火山です。十分に注意した上で登山してください。
登山口情報
岩手山 馬返しルート Googleマップはこちらから
駐車場 無料100台以上
トイレ 有
勝手に登山指数
登山道の整備度 | ★★★ |
山頂からの絶景度 | ★★★★★ |
登山中の絶景度 | ★★★★★ |
登山客の多さ | ★★★★★ |
登山道の高所・難所感(高さを感じるような場所) | ★★ |
鎖場や岩場など | ★★★ |
登山道の静けさ(街の音など) | ★★★★ |
高山植物や花 | ★★★★★ |
登山日記
今日の山行は結構時間がかかるので早めのスタート。この登山口から登っていきます。
すぐにトイレが設置されていました。実はもう少し登るとこちらより綺麗なトイレもあります。
朝の森の中を少し登っていきます。
大きな施設が見えてきました。手前がトイレ、奥側が休憩所みたいになっていました。
ここのトイレは先ほどの手前のトイレよりも綺麗で気持ちよく利用できます。
岩手山は有数の湧き水があり登山口には「鬼又清水」という湧き水を汲む事ができます。
飲み水や料理などにも利用できるそうです。この日はジャブジャブと溢れ出ていました。
登山ポストも設置されたこの場所から登っていきます。
しばらく樹林帯が続き緩やかな勾配を登っていきます。
整備はしっかりとされていて道に迷うことなく登っていくことができます。
結構歩いてきたと思ったらまだ0.5合目でした。かなり長く感じます。
やっと一合目まで到着しました。気分的には3合目ぐらいな感覚でしょうか。
岩手山は登山道が長いというのは事前に調べて分かっていましたが、実際にも長く感じます。
1合目の脇に看板が立っていて、現在でも火山ガスが出ているようで注意喚起がありました。
今日はその場所までは行かないので安心ですが、念のため確認しておきます。
道中にはたくさんの花を見ることもできます。こちらはソバナでしょうか。
アザミなども多く注意が必要な所も多いです。
所どころで開けた場所が出てきます。岩がもろくかなり滑りやすいので、つづらに
しっかりと踏みしめて登っていきます。
いつもは嫌いな階段が今日はありがたく感じるほど登りやすく感じます。
まだまだ2.5合目、かなり刻んできます。自分の体力と相談しながら登ることができます。
道中で降りてきている人がいて、「今日は調子が悪いから帰る」という方もいました。
やっと3合目にきました。ここから道は2つに分かれます。
新道は樹林帯の中を進むコース。旧道は樹林帯を少し登り開けた箇所を登るコースとなります。
日差しがそこまで強くない時、涼しい時はこの旧道がおススメで、景色を見ることもできます。
私は登りは旧道、下りは新道というルートで行きました。
ガスが多くて景色は見えませんが、こちらは風通しも良くて気持ちよい風が吹いています。
こんな岩場でも花を見ることができました。
上の方は少し晴れてきて青空が見えてきました。
四合目に到着、長い道のりですが登り続ければいつか山頂に到着する。とか考えながら登っていました。
何度も休憩しながら登ります。
ここで振り返るとガスの上に出てきたのでしょうか。雲海が広がっていました。
振り返るとずーっと雲海という幸せな光景を見ながら登っていきます。
ずいぶんと高い所に来たなぁという感じですが、ここはまだ4合目と5合目の間くらいです。
上の方まですっきりと晴れてきました。あの上はまだまだ山頂ではなく8合目辺りでしょうか。
どこまで登っても山頂が見えないという地獄な風景でした。
その後にやっと8合目の避難小屋まで到着しました。ここまで約5時間ほど。
たくさんのベンチがあり皆さんが休憩されていました。
なんとここでは水が汲み放題!岩手山の美味しい水を頂くことができます。
8月ですが水を飲むと頭がキーーーーンとするほど冷たくて美味しかったです。
冷凍して冷やしていたのかな?と思うほど冷たくてガブガブと飲んでしまいました。
あまり山の水を飲むとお腹を壊したりするタイプですが、ここの水は1リットルほど
ガブガブ飲みましたが、その後も全然問題なし。本当に名水なんだと実感しました。
避難小屋のそばにはトイレも設置されています。
とても綺麗で有難いです。
いよいよ本日最後の登りでしょうか。避難小屋の後ろに見える火口の斜面を登ります。
避難小屋の向こう側には火口までの道のりは平坦な地形が広がります。
意外と岩がゴツゴツしているので足元はしっかりとチェックして進みます。
火口までの道のりはYの字になっていて両方から登れますが、右側から登った方が無難です。
右側はザレザレな斜面をつづらに登りますが、左側はもう砂のような斜面で
靴がズボズボと入ってしまいそうなほどです。
無事に火口に到着しました。ここはぐるっと回りをお鉢巡りできるルートになっていて、
一番奥の高い所が岩手山の山頂となります。火口の真ん中にも大きな山がありますが、
ここはルートは無さそうです。
火口を半時計周りに進みます。せっかくだしグルッと回ってみます。
面白かったのが火口を囲うようにお地蔵様が祀られていました。
火口の中に神社のようなものが見えました。岩手山神社 奥の院と呼ばれる神社だそうです。
真ん中の山は妙高山と呼ばれるようです。
1合目や2合目、3合目と本当に登れるのか・・・と思っていたほど辛かった山行ですが、
頑張って無事に山頂に到着しました。看板にはコマクサでしょうか、
花の絵もありました。
岩手山の山頂から降りるときに火口の穴部分?も見えました。
なんか怖いです。
8合目に戻ってくるとガスの光景になっていました。ここは山の上、標高は2000m近い場所で
天気の移り変わりも早いようです。
5合目ぐらいまで下山してくると晴れていました。
勝手に登山指数で星4にした理由ですが、道中に自衛隊の演習場でしょうか。発砲音が何度も聞こえてきて
うるさかったのです。この森みたいに見える場所全部が演習場です。
帰りは新道から帰りましたが、新道なので整備されているのかな?と思いましたが、
結構崩れていたり、高低差のある場所もありました。樹林帯の中なので
風通しはそんなに良くなくて、下りも旧道で景色を見ながら帰ったら気持ちよかったかな?
と思いました。
無事に下山できました。ここにはたわしなども用意されていたので、登山靴を洗ったりもできました。
さすがは百名山、様々なコース、飽きないバリエーション豊かなコースでした。
他にもたくさんのルートがあるようで、今度は違うルートで登ってみても面白いかもと
思うほど山頂は気持ちよかったです。
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