異様で壮大な光景が広がる3000m峰の霊山 『御嶽山』

長野県と岐阜県にまたがる独立峰で、標高は3067m。
2014年には大噴火で多くの犠牲者が出ました。
古来より御嶽信仰として祀られ独特の雰囲気も。
御嶽山へのアクセス、登山口をご紹介。

異様で壮大な光景が広がる3000m峰の霊山 『御嶽山』
目次

登山ログ

YAMAP https://yamap.com/activities/34264335
王滝頂上 往復コース

登山口情報

異様で壮大な光景が広がる3000m峰の霊山 『御嶽山』

御嶽山ビジターセンターの前にある大きな駐車場を利用しました。
無料で駐車が可能で、綺麗なトイレも利用できます。
車中泊も可能で、こちらの写真はビジターセンターの上側になりますが、下側にも
かなりの台数の車が停めれます。
また朝5時頃から続々と車が入ってきます。
夜間に登る際には御嶽スキー場などを通り登ってきますが、道中は暗く霧が出ると
運転が苦手な人は明るい時に登るのが賢明です。

勝手に登山指数

登山道の整備度★★★★★
山頂からの絶景度★★★★★
登山中の絶景度★★★★★
登山客の多さ★★★★★
登山道の高所・難所感(高さを感じるような場所)★★
鎖場や岩場など★★
登山道の静けさ(街の音など)★★★★
高山植物や花★★★

登山日記

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早朝のビジターセンターです。まだ開店はしていませんが、右側にトイレがあります。

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ビジターセンターの向かい側に登山口があります。後ろにそびえる山が御嶽山となります。
しっかりと礼をしてから鳥居を潜ります。

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最初はなだらかな平坦な道を進みます。この日はお昼から雨予報でしたが、
早朝は快晴のお天気でした。

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様々な案内板が立っています。ここからヘルメットを着用して入っていきます。
ヘルメットをしていない人も多く見受けられましたが、活火山でいつ何があるか分からない状況。
いざという時の為にヘルメットをしておきます。

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再び鳥居がありました。ここ御嶽山は古来より御嶽信仰として祀られた山で、
死後の安住の地を御嶽山と定め、魂は山に還る。という教えがあるようです。

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こんな看板が随所に立っています。まずは8合目の避難小屋を目指して登ります。
いきなり8合目となっていますが、御嶽山では下の街にある行人橋辺りが0合目となり
7合目付近まで登り登山口となっています。
夜中に登ってきた時にも御嶽スキー場の中の山道を歩いている人がいましたが、
0合目から登っている人だと思います。

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御嶽信仰の深さが分かる光景が随所に見ることができます。
普段の生活では見慣れないこういう光景を見るのも登山の楽しみです。

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8合目辺りで振り返るとこんな光景が広がっています。遠くには木曽駒ヶ岳、南側には恵那山など
雄大な光景が広がっています。ビジターセンターで既に標高が2000m以上あり、
登り始めて半分ぐらいでも雲海を見ることができました。

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8合目から9合目の間もかなりの急登が続きます。ただ景色は絶景で気持ちよく登ることができました。

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天気の良い日は富士山が見えるそうですが、この日はガスがかかっていて
見ることが出来ませんでした。

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こんな面白いものを見つけました。これは正確に山の膨張などを計測する機会で
プリズムみたいなミラーが入っていました。最初は双眼鏡と思ってのぞき込みましたが、
気象庁と銘板があったので、間違いだと気づきました。

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一口水という場所に来ました。恐らくポタポタと水が出ているんでしょうか。
この日は全く水も出ていない状態でした。

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9合目まで170mだそうです。この170mが長いんですよね。。。

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中央不動には中央大日大聖不動明王が祀られているそうです。この手前の金剛童子では
これ以上の上を山中と呼び草鞋を履き替え服装を整えたそうです。

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9合目避難小屋に到着しました。大きなスピーカーが備えられていて、いざという時の
警報が鳴り響くんでしょうか。改めて気を引き締めなおします。

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王滝頂上が見えてきました。

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ここにも大きな小屋が設置されています。ここの裏手にはトイレが設置されていました。

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こちらが王滝頂上となります。

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大宝2年(702)に創建されたようで、長い歴史があるようです。
ここでしっかりとお参りさせて頂きました。

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王滝頂上を抜けるといよいよ御嶽山の最高峰、剣ヶ峰が見えてきます。
10年前の火山事故で何度も見た風景が突如現れました。多くの消防や自衛隊が
降り積もった泥のような火山灰の上を歩き、棒で遭難者を探す光景を覚えています。
その斜面が目の前に広がりました。

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八丁だるみと呼ばれる岩だけの世界。このモニュメントは「まごころの塔」と呼ばれる
安全祈願の碑のようです。

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10年前の噴火災害を受けて作られたシェルター。去年、おととしに完成したようです。
1基には30人ほどが収容可能だそうです。

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山頂へと続く道は少し長くも感じます。

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山頂手前の最後の登り階段です。

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やっと山頂に到着しました。標高は3067mで敏感な人は高山病のような症状を感じる人も
いました。この向こう側には大きな火口があったりと壮大な光景が広がっています。

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山頂にも御嶽神社がありました。シェルターもあります。

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下山してきて、遥拝所という場所に寄ってみました。噴火災害により登拝できなくなったので、
頂上奥社を正面に遥拝できるように建てられたそうです。
真正面に御嶽山が見えました。

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ここからも綺麗に御嶽山を見ることができました。

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御嶽山への道には霊神碑と呼ばれる碑が2万基ほどあるようです。御嶽信仰の特徴で
初めて見る人はドキッとすると思います。

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今回の登山で噴火災害、登山事故について考えさせられる登山になりました。
ちょうど10年前の9月、突如の水蒸気爆発が起きたそうですが、いつ爆発するのか
ちょっと怖い感じもしました。もし登山を計画時にはヘルメットも用意して
安全に登山されると良いと思います。

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