福島の名峰で会津富士とも呼ばれる磐梯山。
日本百名山の一つで標高は1816m。
麓には猪苗代湖や五色沼などが広がり絶景。
明治の大噴火の痕跡を今でも見ることができます。
登山ログ
YAMAP https://yamap.com/activities/35764569
八方台ー往復コース
登山口情報
八方台登山口駐車場を利用しました。
GoogleMap https://maps.app.goo.gl/VudRxXaVmGuWhy4d9
台数は100台ぐらいで無料で利用できます。
ここにはトイレも設置されています。
勝手に登山指数
登山道の整備度 | ★★★★ |
山頂からの絶景度 | ★★★★★ |
登山中の絶景度 | ★★★★ |
登山客の多さ | ★★★★ |
登山道の高所・難所感(高さを感じるような場所) | ★ |
鎖場や岩場など | ★ |
登山道の静けさ(街の音など) | ★★★★★ |
高山植物や花 | ★★ |
熊や鹿など動物の気配 | 頻繁に熊が出るようで、山小屋付近でも目撃。 |
登山日記
登山口は駐車場の向かい側にあります。
平日の日でしたが、さすがは百名山で多くの方が登っていました。
樹林帯の中をなだらかに登っていきます。気持ちの良い景観です。
この日は11月の初めで今年一番に寒くなった日でした。
なだらかでいいペースで進む事ができます。
急に開けた場所に出てきて辺り一面は硫黄の匂いに包まれます。
中の湯という場所に出てきました。調べてみると明治時代の噴火前にはここに
上の湯、下の湯など湯治場があったそうです。明治の噴火で多くの被災者がでて
現在は廃業となっています。そんな跡地を見ることが出来ました。
中の湯から見上げた山頂方面。恐らく今季初の冠雪だったと思います。
私が登る日にわざわざ降らなくても・・・と思いましたが、これも東北の山の洗礼です。
しっかりとチェーンスパイクは持ってきています。
中の湯付近は木道も整備されています。川が流れ込んでいるので
木道が無いとかなり辛かったと思います。
中の湯の通り過ぎると本格的に登りが始まります。
今までの傾斜とは違いガンガン登っていきます。
あっという間に景色が高くなってきます。
尾根を登っていく感じで振り返ると絶景が広がっています。
途中から木に雪が付き始めてきました。
樹氷な状態です。この日は多くの地元の方が登ってきていましたが、
チェーンスパイクを持ってきている人は少なくて、不安そうでした。
五色沼や桧原湖でしょうか。眼下に広がる光景に思わず息をのみます。
何とも美しい景色でうっとりします。
登るにつれ地面にも雪が多くなってきました。
8合目付近と言ったらいいんでしょうか。山小屋の手前には周回になっていて
どちらでも山頂に向かうことができますが、右側の方が早く着くことができます。
左側は噴火の後を見ることも出来るようですが、熊の目撃も多いそうで今回は
遠慮しておきました。
いよいよ山頂付近でしょうか。木々がかなり低くなってきました。
振り返ると絶景です。下は雪が無いのに山だけ真っ白という面白い状態でした。
見上げるとうっすらガスが晴れてきました。あれが山頂でしょうか?
まだ登ります。
いよいよ到着しました。暴風が吹いていてまだ寒さになれていない体には堪えました。
ガスが晴れたりすぐにガスに包まれたりと風が強いのが分かります。
山頂看板、感無量の瞬間でした。
小屋があったので小屋の壁で風を凌いで休憩。
この看板の上にまだ祠や三角点がありそうだったので登ってみようと進んだら
急にガスが晴れてきました。
こちらが磐梯山の山頂、祠は雪に包まれていました。
とても寒くて写真をパッパと撮って撤収。
山小屋に向かうために下山。今度はすっかりと晴れてきてまた美しい光景を見ることができました。
あ~登ってきてよかった。幸せだ!と感じた瞬間です。
何度も同じような写真を撮ってしまいます。登山家あるあるでしょうか?笑
ここの山小屋は磐梯山ゴールドラインが冬季通行止めになるまで2024年11月14日まで
営業されるようです。今回はギリギリなんとか間に合いました。
中に入ると出るのが辛いので、この小屋の前でご飯を食べてましたが、やっぱり寒いので
中に入らせて貰いました。店主は気持ちよくてどうぞ~って言ってくれました。
お気持ちが嬉しくて焙煎されたコーヒーを頂きました。
体中に染み入るほど美味しくて全く動いてなかった消化器官が動き始めた!という感じ。
とにかく美味しかったです。
ここで山小屋の方としばしお話。よく熊が出るそうで、可愛いと言っていたのが印象的でした。
なんと山小屋の方は毎日登ってくるそうです。
意を決して下山開始。目的にバッチもゲットしました。
右手に見えるのが噴火のあとのようです。
見に行きたかったですが、熊も居てるとの事でやっぱり止めて下山。
中の湯まで降りてきました。
登りの時は素通りでしたが、水が温かいのか触っておきたくて寄ってみました。
底からブクブクと気泡が出てきてすごい匂い。水はめっちゃ冷たくて所々で凍っていました。
ここに10分ぐらい居てたら頭がクラクラしそうなので早々に退散。
もうすぐ登山口。今日見た景色、出会った人々の話を思い出しながら
ニヤニヤしながら歩いて帰るのが大好きな時間です。
無事に下山してきました。車はかなり台数が減っていました。
磐梯山、昔からなぜか名前は聞いたことある方は多いんじゃないでしょうか。
他にも色んなルートで登ることができ北側の裏磐梯、南側の表磐梯など
様々な景色が見れそうです。
コメント