ずっと行ってみたかった大普賢岳。
熊目撃情報や死亡事故などで怖くて
行けませんでしたが、やっと挑戦。
想像以上にアドベンチャー過ぎるコース。
登山ログ
YAMAP https://yamap.com/activities/32379705
登山口情報
和佐又ヒュッテ GoogleMapはこちらから https://maps.app.goo.gl/xsgdBBGBzgQfGpTK7
和佐又ヒュッテの無料駐車場を利用しました。
無料駐車場と有料駐車場があり、無料駐車場は15台ほど停めれる感じです。
有料駐車場は1日1000円となります。
トイレも完備されていてとても綺麗でした。
無料駐車場から和佐又ヒュッテまでは500mほど、10分も掛からないくらいです。
登山ログ
7時前くらいに到着しました。土曜日の7時前の時間で無料駐車場はあと数台の余裕しかありませんでした。
運よく無料駐車場へ停めれましたが、上には有料駐車場もあり、
駐車できないという事は無さそうです。
早朝の和佐又ヒュッテはガランとしていてまだ誰もいませんでした。
山の中にとても綺麗なキャンプ場という感じで、ここにはレストランなどもありました。
キャンプ場に併設された綺麗なトイレを利用させて頂きました。
風が強いときはシャッターが閉まっている時があるので、自力で開けて
利用するようにと書いてありました。
登山口の入り口には熊注意の看板が設置されていました。
リアルな看板。。。ちょっと怖いです。
同行者全員が熊避け鈴を装備。私はダブル鈴でチリンチリンと鳴らしていきます。
また先日に紹介した熊スプレーもいつでも取り出せるように装備しました。
持っていると絶大な安心感があって、使う場面が無くても買ってよかったと思う登山グッズです。
同行者もこれで安心に繋がれば安いものです。
和佐又ヒュッテの看板の裏から登山口があります。ここはまだキャンプ場のど真ん中で
登ってもキャンプ場があったりします。
階段を登るとこんな感じ。綺麗な光景です。ここから山にドンドンと入っていきます。
少し登ると最初の出合いが出てきます。
写真の右側から登ってきて、後ろ側は和佐又山、真正面が大普賢岳、左側が周回して
帰ってくる時の道と4つ辻になっています。
少し登ると大きすぎる巨大な壁、岩肌が見えてきます。
大普賢岳は正面から見るとほとんどが崖になっていて、その崖の上を登っていく感じになります。
シタンの窟が出てきます。
こちらは朝日窟、(あさひいわや)が出てきました。
この窟ですが、どういう意味かな~と調べたら自然に出来た洞穴。岩を横に掘った住居。
という意味があるようです。
ここは恐らく前者の自然に出来た洞穴となるようですが、それぞれ仏様が祀られていました。
また修験者の巡礼のお札も供えられていました。
都会では見れない植物がいっぱい見ることができました。
ユウレイダケと呼ばれる植物。透き通っていました。
笙の窟ともう何て呼んでいいのか分からない、いわやがあります。
ここには立派な祠がありました。
笙の窟から左に向いて大普賢岳に向かいますが、どれだけの崖の所を通ってるのか
よくわかる写真。こんな岩の下を通っていきます。
大普賢岳までは岩な場面が多く、階段などがしっかりと整備されていました。
時々不安になるほどの足場もありましたが、難なく登っていくことができます。
4つ目の窟でしょうか。崖の下を通っているのでこんな地形がとても多いです。
ここで今日最初のピーク、日本岳の看板が出てきました。
本当の山頂はここから50mほど登った所にありますが、YAMAP上ではピークは獲れていそうなので
ここで少し休憩。
日本岳からは本格的な登りが始まりました。かなりの傾斜の階段を登ったりします。
切りだった崖の尾根の上を、右に左に取り巻いていき、階段を登ったり岩を登ったりします。
道中にはこの時期が全盛期なイワカガミが咲いていました。
岩鏡と漢字では書くようで、岩に咲いていて花びらに光沢があることから、鏡に例えられたようです。
私が見た花びらはシワシワでしたが。笑
もう何個あるのか分からないほど階段を登ります。
ハシゴみたいな階段で、足場をしっかりと手で握って登ります。
山頂付近ではこんな光景も。
足場はしっかりしているので安心して渡ることができます。
やっと到着した経最高峰の大普賢岳。
山頂は広くて休憩する場所もたくさんあるので、ここでお昼ご飯にしました。
山頂から少し歩くと絶景が広がっていました。
天ケ瀬川の谷でしょうか。ここは紅葉シーズンに来たら更に絶景かも知れませんね。
ここからはアップダウンが続きます。
こんなに降りるの?というぐらいに降りたり、また登ったり・・・
道中には七つ池と呼ばれる場所がありました。山の中に火口みたいな窪みがありました。
昔は池だったんでしょうか?
後半にはこんな橋もありました。とても綺麗な橋ですが、下は見ない方がよいと思います。
奥から日本ヶ岳、日本岳、小普賢岳、大普賢岳、国見岳だと思います。
このボコボコの山をずっと縦走していきます。
今日最後のピーク、七曜岳に到着しました。ずいぶん降りてきた感じがしますが、
ここでも1584mの標高です。
七曜岳から八経ヶ岳が綺麗にみることができました。
稲村ヶ岳や山上ヶ岳、遠くには金剛山も見えます。
絶景を楽しんだ後は降り地獄が始まります。ここの下りが長くて
今日最初の出合いよりも低い場所の無双洞まで550mほど降りていき、
再び300mくらいは登ってくるという、登り返しがきついルートになります。
ザレザレの危険な斜面を降りていき、何度も足を滑らせながら降りていきました。
ここが無双洞と呼ばれる場所で、洞窟の中から水が大量に出てきています。
この滝は水簾の滝と呼ばれ、先ほどの無双洞のすぐ下にあります。
かなりの水量で大迫力な滝でした。近くに寄ると水しぶきで濡れます。
今日は大阪の気温が30度近くとの天気予報ですが、ここは気温12度くらいと
じっとしていると寒いくらいでした。
滝を見た後は今度は登り返し。今日一番の鎖場でほぼ壁みたいな崖をホッチキス足場や
綱、鎖を掴んで登っていきます。
ここがめっちゃ楽しかったです。
水簾の滝から崖を登ってくると今度は「底無井戸」が出てきました。
この看板の下に井戸があります。
中は真っ暗で底が見えません。私はお尻がムズムズ・・・
同行者はここをヘッドライトで覗きこんでいました。底が見えたそうです。笑
帰りは山の斜面に沿ってゆっくりと登るようなルート。道中にはこんな糞がたくさんありました。
判別は出来ませんでしたが、かなり大きな糞なのでもしかしたら?とドキッとする場面でした。
無事に和佐又ヒュッテまで帰ってきました。
時間は16時頃で、本当は和佐又山も行きたかったのですが、無理はせず次回の楽しみにしました。
距離は11キロほどで獲得標高も1300m弱ですが、道中のアップダウンや滑りやすい箇所なども多く、
この日は3人で行きましたが、3人とも数えきれないほど滑りました。
時間には少し余裕をもって慎重に歩く方がよさそうです。
ご挑戦される方はしっかりと熊対策グッズを装備して行ってみてください。
コメント