中央アルプスの南端にある富士見台高原。
恵那山系にもなる標高1739mの山です。
南アルプスや中央アルプス、御嶽山など360度絶景。
山の中腹まで車で登ることもできます。

登山ログ
YAMAP https://yamap.com/activities/41586344
神坂神社登山口-富士見台 周回コース
登山口情報

神坂神社登山口 GoogleMaps https://maps.app.goo.gl/wxEhPeBgwXvmoAMu8
ここまでは少し狭い林道を通って登ってきます。駐車場には20台ほど可能です。
YAMAP上ではトイレがあるそうですが、位置ずれしているようで、見つけることが出来ませんでした。
勝手に登山指数
登山道の整備度 | ★★★★ |
山頂からの絶景度 | ★★★★★ |
登山中の絶景度 | ★★★ |
登山客の多さ | ★★★★ |
登山道の高所・難所感(高さを感じるような場所) | ★ |
鎖場や岩場など | ★ |
登山道の静けさ(街の音など) | ★★★★★ |
高山植物や花 | ★★★ |
熊や鹿など動物の気配 | 熊の目撃、遭遇情報が沢山あります。注意。 |
登山日記

登山口には熊注意の看板があります。全国的にも熊が活発でこちらも注意が必要です。

入ってすぐに神坂神社が鎮座しています。住吉様という三つの海の神様を祀っているそうで、
なぜこの地に海の神様を祀っているのかは分かっていないそうです。
またこの神社の建立時期も分かっていないという謎多き神社のようです。

登山口は標高1000mほどですが、古代東山道入口の分岐がある場所まで一気に急登を
登っていくルートとなります。
急登のカラマツコースは1.5km
緩やかに登るブナコースは3.2kmとなります。

カラマツコースは人工林と天然林が交互に見ることができました。
自然豊かな景色が広がり眺望は少ないですが、自然を楽しむ事が出来ました。
登りは少しきつい場面もありますが、急登というよりきつい斜面という感じでしょうか。

ここがカラマツコースとブナコースの合流となる場所になります。
標高は1450mほどとなります。萬岳荘までの道のりは2kmほどで150mほど標高を登ります。
緩やかに登っていくコースとなりハイキングを楽しめます。

少しずつ開けてきて青空が広がってきました。出合いからは穏やかな登りとなり、
空も広がり景色を楽しむ事ができます。

南側には恵那山がすぐ間近で見ることができました。
中央アルプス最南端の恵那山は大きな山容でした。

こちらが萬岳荘で、あの深田さんも宿泊されたそうです。
とても大きな山小屋で日本一の星空が見えるそうです。

こちらにもトイレがあり100円で使用させて頂きました。
綺麗な施設で少し休憩しました。

アルプスらしい大きな山小屋です。ここには駐車場もあり下から車で
ここまで登ってくることもできます。標高は1600mほどで山頂までの標高差は100m強となり
お手軽にここから山頂を目指すことも可能です。

ここからはテンションが上がる光景が広がります。道も舗装されていて
気持ちの良い光景になります。

途中からは未舗装となり登り傾斜があります。登山者だけでなく一般の観光客も居てて
かなり賑わう楽しい所でした。

稜線に出てきました。大きな登山道でアルプスらしい光景です。
この日はお天気に恵まれて青と緑の美しい世界でした。

いよいよ最後の登り、キュッと頑張ります。

ここが山頂となります。
西側には岐阜県や愛知県の街並み
北側には中央や北アルプスや御嶽山
東側には南アルプス
南側には恵那山が大きくそびえていました。
360度の大パノラマの絶景でした。
この真下にはちょうど恵那山トンネルが走っています。

ところで肝心の「富士見台」と言うからには富士山が見えません。
元々は山伏岳と呼ばれていたそうですが、富士教信者が富士参拝所を設けて
富士山が見たい!!という願望から現在の名前になったそうです。
「富士見台」ではなく「富士見たい」という感じでしょうか。笑
願望から山の名前になるというのは珍しいかも知れません。

どこを見渡しても絶景が広がる山頂では、お昼ご飯を食べてゆっくりして
1時間滞在しても下山したくないほどでした。この日は35度など猛暑、酷暑の日でしたが、
山頂は16度ほどで気持ちよい風が最高でした。

何度も同じような写真を撮って景色を目に焼き付けました。
景色は持っては帰れませんが、思い出だけはしっかり持って帰ります。

萬岳荘と山頂の中間に小さな避難小屋もありました。
かなり整備されている山です。

再び萬岳荘に戻ってきてコーヒーを楽しみました。深入り焙煎のコクのある味。
少し大人なコーヒーでしょうか。山でまったりとコーヒーが飲める贅沢が幸せでした。

富士見台を代表する花、ササユリがとても綺麗に咲いていました。
見頃は7月中旬という事でちょうどいい時に見ることができました。

いよいよ下山です。萬岳荘から出合いまで向かいます。この距離は2kmほどですが、
結構長く感じます。

出合いから下山はブナコースを選択してみました。
その名の通り美しい光景が広がっていました。時折人工林もありますが、
明るい森の中は歩いていて気持ちよいものです。

川沿いに出てきてここからは林道となります。登山口までは2kmほどの距離。
一人だと長く感じる距離だそうですが、この時は3人でワイワイ言いながら下山。
あっという間に登山口に到着しました。

あまり関西ではそこまで有名ではないと思いますが、こんな山が地元にあったら
何度でも登りたいと思うほど気持ちよい山でした。アルプスの景色をお手軽に楽しめる
360度パノラマ絶景の山。かなりおススメです。
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