奥の院、弘法大師御廟を中心に周囲の山を
次々に巡るかつての女人道コース。
眺望はひっそりと静まった山道を思いを馳せながら
お参りすることができました。
登山ログ
YAMAP https://yamap.com/activities/36123502
登山口 駐車場
奥の院からスタートするので、近隣の駐車場に停めておくと楽ちんです。
GoogleMap https://maps.app.goo.gl/awec2BtNnUyeiUiF9
観光地なのでトイレや売店などがたくさんあります。
勝手に登山指数
登山道の整備度 | ★★★★ |
山頂からの絶景度 | ★ |
登山中の絶景度 | ★ |
登山客の多さ | ★★★ |
登山道の高所・難所感(高さを感じるような場所) | ★ |
鎖場や岩場など | ★ |
登山道の静けさ(街の音など) | ★★★★ |
高山植物や花 | 杉の中なのであまり見れ無さそうです。 |
熊や鹿など動物の気配 | ちらほら高野山にも熊目撃情報あり |
登山日記
高野山の奥の院を歩いていきます。明治5年までは女人禁制となっており、
弘法大師空海の御廟を参拝するために周囲の峰々を巡るコースとなります。
当時の人は何を考えながら参拝されていたのか、色々な思いを馳せながら
高野山を巡ります。
奥の院の裏側まで来て道路を挟んで左側が奥の院、右側が山域となっています。
しばしこの道を辿っていきます。
道路脇にふと登山道への入り口がありますので、YAMAP等でしっかり確認して進みます。
先行していたグループはここを見落として先に進みかけて戻ってきました。
この女人道はとても歩きやすく整備されていますので、危険な箇所はなく登っていきます。
それなりに勾配はありますが、休憩箇所も多くゆっくり自分のペースで進めます。
ここは摩尼峠で摩尼山の手前にあります。
ここ高野山の山頂ではよく見かける看板はなく、このような祠が祀られています。
如意輪観音様が祀られていました。この山は現在を意味するようです。
宗教の教えでしょうか。奥深いものがあります。
アップダウンはあるものの比較的穏やかなルートで気持ちよく進む事ができます。
こちらでも高所な場所はなく安全です。
黒河峠に到着しました。黒河と書いて「くろこ」と呼びます。
かつては4つ辻だったのでしょうか。現在は縦走路以外の2つは通れなくなっていましたが、
この尾根に登ってくる道があったようです。
ここが今日の最高峰の楊柳山(ようりゅうさん)となります。
宗教的には過去を意味し、現在、過去とめぐってきました。
ここには楊柳観音様が祀られていて今でもお坊さんが修行で参拝されていました。
登山をしていると宗教をかなり見ることが多くなりました。昔から山は修行場という感じでしょうか。
とても面白く長い月日を感じることができて興味深いです。
しばし有難くお経を拝聴して、心身ともにリラックスできました。
不思議な力があるものです。
高野三山の道のりはまだまだ続き後半はかなりなだらかになってきます。
一度道路に出てから再び登山道に入っていきます。
後半はこんな平坦な道が続きます。道中にはベンチなどが無いので、この時は広場で
地べたに座って昼食をしました。
最後の山、転軸山へと登ります。ここが最後の登りになります。
こちらが転軸山となります。ここには弥勒菩薩が祀られていて
釈迦牟尼仏の次に現われる未来仏とされ、未来を意味するようです。
これで現在、過去、未来と全てを通ってきました。
登山では特に順路は気にしませんが、宗教的な意味では修験者と同じ
摩尼山、楊柳山、転軸山という順路が意味があるように思います。
登山というよりは巡礼といった感じでしょうか。何か神聖なものを感じました。
その後に無事に下山して奥の院の裏側の大きな墓地に出てきました。
毎年、厄年だったので高野山にお参りに来ていましたが、いつきても立派な高野山。
今回は高野三山を巡り更に歴史を感じることが出来ました。
長い歴史をとても感じれる楽しいコースでした。
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