先週末に香肌イレブン9座目の迷岳に挑戦。
公式には上級グレードとなり、岩場も多く
山頂付近の稜線は迷いやすくその名がついた山。
標高1309mの迷岳に挑戦してきました。
登山ログ
YAMAP https://yamap.com/activities/31866117
登山口情報
GoogleMap https://maps.app.goo.gl/xqSYrkEa7VaqeQWe9
登山口は蓮ダムの下部にある公園みたいな所の上側に駐車場があります。
駐車場は10台ぐらいのスペースがあり、無料で利用できます。
トイレなどはありません。
駐車場からすぐ近くの橋に登山ポストがあります。
登山日記
朝7時すぎに到着。他にとまっていた車は1台でやはり人が少ない山というのが
登山口の駐車場の台数で分かります。今日は上級者向けとの事で、気合を入れなおします。
この橋は下山時に向こうから帰ってくるルートで、登りはここを右に川沿いを歩いていきます。
ここに登山ポストがあり、入山届を出していない人はしっかりとここで書いて提出しておきます。
私はいつもYAMAP経由で提出、ココヘリにも同時に提出しております。
まだこの時期は朝はヒンヤリしていて気持ちよく、気温は10℃くらいで長袖を着ています。
思わずまっすぐ行きそうな道ですが、ここは右側へ登っていきます。
ここから登りが始まります。いきなりの急登で容赦なくお出迎えしてくれます。
まだ朝一で足が回っていない状態で、すでに息が上がっています。
こんな岩、どこから登るの！？というような場面もありました。
辺りを見渡すとルートは分かるんですが、こんな大きな岩がドカンと出てきたりもします。
同行者を上から写した写真。かなりの急登なのが分かります。
要所にはロープもありますが、両サイドの高低差を考えるとトラロープだけを信用するのは怖いほどの
勾配です。ロープが千切れて滑ったらもう終わり！というような場面もあり、ロープは補助で
腐っていない木の根っこを探したりして掴んで登っていきます。
休憩を挟んで今度は同行者が先行。まだまだ続く急登を慎重に登っていきます。
下から見上げるとこんな角度。写真じゃ伝わらないですが、もう真上に居てるような感じです。
でも坂道みたいな地味な登りの方が辛くて、こういうゴツゴツした場所を登っている時は
しんどさよりも楽しさが勝ってしまい、この時は怖さもありましたが、楽しかったです。
飯盛山の北峰のようです。標高270mからスタートしてすでに500mほど登ってきたようです。
迷岳は標高1300mなのでまだ半分と言ったところです。金剛山なら山頂についているぐらいです。
さすが上級という山だけあって、体力も必要なようです。
まだまだ続く急登です。登りの先が見えてしまうとちょっと萎えてしまって、
ここで休憩しました。写真では大した登りに見えませんが、グワン！と登っています。
登山というよりも岩登りな場面も多く好きな人はだいぶ楽しめると思います。
両サイドの崖は落ちたら命が危ないような高低差がありますが、ここに足を置いて、ここを掴んで
こっちに移動してからこっちに登って、、、などアスレチックな感覚で楽しめます。
高低差があるような場面が苦手な人は辛いかも知れません。
飯盛山に到着。ここから迷岳へは勾配は少し緩くなります。
激しい岩登りの洗礼。サポートタイツが破けてました。
無事に登ってこれただけで充分。これも勲章だと思います。
だいぶ傾斜は楽になりますが、迷岳へはずっと登りです。
トータル3時間ほど登りっぱなしで、距離にして3.5kmほどで標高1000mを駆け上がります。
かなりの勾配がありますが、岩登りな感じでそこまで登ったのか？！と思うほどです。
地味に続く坂道のような登りの方が辛いと思います。
段々と空が明るくなってきます。ブナが多くなってきて新緑がとても明るく気持ちよくなってきました。
山頂まではほぼ平坦はなく本当にずっと登り続けます。
やっと到着しました！迷岳！！
この看板まであっという間なような長かったような。でも楽しかったです。体力は必須ですが、
掛ける足場がなく、ロープだけで自分の体を持ちあがるシーンもあり怖い場面もありましたが、
なんだかんだで楽しかったです。
山頂は眺望はないので、南西方向の登山道を300mほど進むと開けた場所があるので、
そこでお昼休憩をしました。南側への方角の眺望が絶景でした。
いや～絶景。この景色を見るためにここまで来ているようなもんです。
登山の魅力が炸裂しています。聞こえてくるのは自然の音だけ。
鳥の鳴き声や風の音だけで街中では味わえない静けさ。
山々の稜線でとても静かな景色なのに、大迫力な景色。
一言で言うと最高です。
そんな景色を見ながらのご飯は格別でした。
ご飯を食べて再び迷岳に戻り、今度は迷岳の東側にあるピーク。
「口迷岳」を目指します。山ツヅジがとても赤くて綺麗でした。
迷岳から口迷岳はちょっと変わった景色で、いくつもの尾根みたいなものを超えていきます。
通常は尾根の上や谷に登山道があったりしますが、ここは変な雰囲気。
盆地みたいな場所があったりと、変わった感じでした。
あとから知ったのですが、迷岳の名前の由来は山頂付近の稜線が
分かりにくかった事から命名されたという事らしいのですが、
それを現地でもしっかりと体験できました。
見晴岩という看板を発見。どんな岩なんでしょう。
見晴岩からの眺めは絶景でした。お昼ご飯を食べた場所の方が景色は良かったですが、
絶壁の上に岩があって美しい稜線を眺めることができました。
今日最後のピーク、口迷岳に到着しました。
迷岳への入り口、という意味なんでしょうか？ちょっと変わった山の名前です。
ここまで来ていよいよ下山をします。また迷岳に戻るルートが通常ですが、
登山道には掲載されていないルートがあるようで、ここから一気に北に向かうルートを
選択して降りていきます。
めっちゃ激下りのルートでした。かなりの勾配で下山時はあまり怖さを感じない私ですが、
それでも慎重に降りていくほどの高低差がありました。
同行者も黙々と降りていきます。
私のすぐ足の下に同行者、というぐらいの高低差です。振り返って降りてきた場所を
下から見上げると降りてきた場所は壁か！というぐらいの勾配です。
降りていくと激下りで少し緩やかになって、進むと道がない？と思うほどの下りが始まり、
また緩やかになって、と尾根をどんどんと下っていきます。
今日一番に疲れた場所かもしれません。
1時間ほどかけて登山道が掲載されている場所に合流できました。かなりの勾配でしたが、
ケガもなくここまで降りてこられたので良しとします。
ここからは沢沿いを少し歩きます。橋が2本ほど掛かっていてのんびりと歩くことができます。
川の水はとても綺麗でついつい川を見てわき見しながら歩いてしまいます。
30mぐらいでしょうか？すごい落差のある滝がありましたが、登山道から見ることはできませんでした。
下から見たかったです。
と、急にこんな林道に出てきました。ここからはコンクリートの道を降りて歩いていきます。
さっきの沢沿いのルートが楽しかったのですが、登山終了！という感じです。
でも安全に安心して歩くことができます。
道中には藤やカズラ？みたいな植物をたくさん見ることができました。
私は全く植物の名前を覚えれないのですが、色んな花が見れて面白かったです。
地図で見てみると今日最初に登っていった場所があんな高い所に見えました。
下から見るとびっくりするほどの勾配でした。
この林道を1時間近く歩いて駐車場へ到着しました。
感想
登りも下りもハードな迷岳でした。松阪市の公式ページには迷岳は上級グレードとなっていて
登ってみて確かに上級だな～と分かる場面が何か所もありました。
落ちたら死ぬな～と思うような場面も多く、また標高も1000mを一気に登ります。
香肌イレブンには他にも高見山や三峰山など色んな山がありますが、
ここも楽しい山行でしたが、人も少なくかなりピリッとする感じがあります。
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