モンベルの登山靴、マウンテンクルーザー600を
一年半ほど使ってみましたので、使用感などを
レビューしてみたいと思います。
万能でフィットしやすい靴です。
登山を始めて最初の一足
登山を始めて最初の一足目にモンベルのマウンテンクルーザー600を選択しました。
それまでは10年前に購入したNorth Faceの登山靴を使っていました。
10年ほど前に2,3度使ってからはずっと押し入れにしまっていて、再び登山を始めて
10回ほど使った所でソールが剥がれてきました。
マウンテンクルーザーの履き心地
私の足は偏平足で土踏まずが無い状態。おのずとワイドサイズになってしまいます。
様々なメーカーの中、やはりモンベルは日本人の足に合うようにワイドサイズの展開が多く
このマウンテンクルーザーシリーズでは多数のワイドサイズが用意されています。
レザータイプにもワイドサイズがあります。
履いた瞬間にゆったり~と分かるほど幅広でした。
足首部分のサポートは程ほどな感じで、そこまで固定される感じではなく動き重視な感じです。
実際に1年半使ってみて・・・グリップ編
この1年半で様々な山に行きこの登山靴を使いました。
浮石を踏んで滑るというシーンはどうしようもありませんが、岩の上、土の上で
不意に滑るようなシーンは少なくて、モンベル独自のソール、トレールグリッパーは
かなり信頼できると感じました。
トレールグリッパーは日本の気候、濡れた岩肌や木道にも強い、との事でしたが、
この濡れて苔むした階段は驚くほど滑りまくりました。
これは濡れた木の根っこを縦に踏んだような場面でも、滑ると感じる時がありました。
が、こんなシーンでは他の登山靴でも滑っていたので、トレールグリッパーが~という話では
無いのですが、万能という訳でも無いことを付け加えておきます。
実際に使ってみて・・・ソールの硬さが気になった
登山を終えてアスファルト道を歩く!というシーンは結構あると思いますが、
そういう時にすごく感じるのが、ソールが硬い。踵が痛い!
と感じるほどです。
このマウンテンクルーザーを使い始めた頃に実は踵がどうしようもなく痛くなり
こんなヒールカップを装着しているほどです。
ほとんどの登山靴はソールが硬くなっていると思いますが、私はインソールとジェルカップで
なんとか対処して一年半、何の不自由もなく使えるようになりました。
インソールで踵の保護が私には必要でした。
実際に使ってみて・・・防水や蒸れなどGoreTex編
GoreTexの性能に関しては何の文句もないほどです。川の渡渉でずっぽりと濡れるシーン。
夏山で汗だくなシーンでも内部が濡れるという事はないですし、足が蒸れて気持ち悪いと
感じることも全くありませんでした。
実際に使ってみて・・・寿命について
1年半この登山靴をずっと使っていました。
登山で歩いた距離は1300キロ、獲得標高は126000m、登山日数は169日使いました。
一般的に登山靴は5年で寿命と言われますが、1か月に1回のペースで60回分で寿命と
計算されているようです。
そこから考えるとモンベルのマウンテンクルーザーはとても長寿命だと思います。
この写真はファブリックの部分、母趾球辺りの部分が破けてきた写真です。
一番可動部な所で歩く度にここがよれるのですが、とうとう破け始めました。
ソール部分はかなりすり減って、角が無くなってしまってますが、こんな状態でも
まだ滑ることは無いので、ほんとしっかりしたソールだと思います。
総評
主に低山ですが、様々な山で大活躍してくれた登山靴です。
アルプスにも行きましたが、夏場の岩場でも難なく使うことが出来ます。
今回、新しい靴を買ったので改めてマウンテンクルーザーを総評してみましたが、
もし新しい靴が見つからなかったら、また同じ商品を買おうかな~と思っていたほど、
気に入っていました。
これから登山靴選びに困ったらぜひ足を入れてみてください。
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