日本百名山「乗鞍岳」お手軽3000m登山できる山。アクセス方法も

日本百名山の乗鞍岳に登ってきました。
日本一登りやすい3000m峰で1時間半で山頂へ。
たくさんの高山植物やライチョウも見れます。
登山の様子やアクセス方法をご紹介。

登山ログ

畳平～乗鞍岳 YAMAP https://yamap.com/activities/33052462
畳平～魔王岳 YAMAP https://yamap.com/activities/33054121

登山口、アクセス情報

乗鞍岳へはマイカー規制の為に下記の場所からバスで畳平まで登る必要があります。
岐阜県側　乗鞍スカイラインルート　ほおのき平バスターミナルにて乗車
長野県側　乗鞍エコーラインルート　乗鞍観光センターにて乗車
私は長野県側から乗鞍観光センターにて駐車してバスに乗車しました。

駐車場は無料、トイレも無料で利用できます。

時刻表は前日にお天気次第で変わります。
晴れのAダイヤは6:00、7:00～と1時間置きに出発。雨のBダイヤは8:00、10:00と2時間置きに変わります。
バス出発前の30分前には並んでおくと乗ることが出来るようです。私は5:30に並んで6:00の始発に
乗ることができました。
バスは1台ではなく5台ぐらいが一気に来ますので、かなりの人数が登ることができます。
バスの往復の料金は4000円とちょっと高いです。チケット購入は2列あり、現金用とクレジットカード等の
列と分かれています。現金用の方が空いていてすぐに購入が可能です。

登山日記

前日に松本に到着して「信州むら」という場所で車中泊をしました。
ここにはセブンイレブンもあり夜間もずっと開いていました。

5時過ぎに到着して乗鞍観光センターに到着して準備をして、チケットを購入します。
事前に電話で聞いていてバスの出発30分前に並んでおけば乗れますよ～との事で、
5時半に並んで6時の始発にバス4台目に乗ることが出来ました。
たぶんバスは5台で運行されているので、ちょっとギリギリだったかも・・・

5時半ごろでこんな長蛇の列ですが、あっという間に乗ることができます。
登山客だけでなく、夏スキーを楽しむ人、一般の方もいらっしゃいます。

無事にチケットを購入して並びます。チケットは7日間有効なようです。
この日は4000円でした。ホームページの金額と違うので気になる方は事前に金額を
確認して現金で購入がスムーズに購入可能です。
クレジットカード等の列はかなり混雑していました。

1台目のバスがやってきました。

ほぼ同時に2台目、3台目とやってきて4台目のバスに乗ることができました。
列に並んでいる間に人数を数えて、ここから2台目、3台目と区切られていき、
それぞれのバスに一気に乗っていくのでとてもスムーズに乗ることができます。

ここからバスで50分と少し長いですが、乗鞍岳の手前、畳平まで向かいます。
昔はここをマイカーで登った事があり懐かしい思い出です。
かなりヘアピンカーブなども多く、酔いやすい人は事前に酔い止め薬などを服用しておくことを
おススメします。

畳平に到着しました。以前はマイカーで大変に賑わっていた場所ですが、現在はバスやタクシーが
来るだけなのでガラーンとしています。
この正面の建物の2階にトイレ、駐車場脇に2か所トイレがあります。
利用するなら駐車場脇のトイレが便利です。

畳平から見える景色は、もう絶景です。やっぱりアルプスは最高だな～と思える景色が
バスを降りると広がっています。
この日は梅雨の晴れ間で、とてもいいお天気に恵まれました。

準備をしてから出発。畳平を横から見る形になります。
裏側にはお花畑があり木道もあるので帰りに寄ってみます。

まずは畳平と乗鞍岳の中間にある富士見岳を目指して登っていきます。
畳平がかなり遠くになっていきました。お花畑のコースもよく見えます。

高山植物の女王コマクサが咲いていました。最初見た時はなんかクネクネしてて気持ちワル！
って思いましたが、こうやって見てみると何とも美しい花です。

富士見岳に到着しました。北アルプスの方角がかなりクッキリと見ることができました。
いや～美しい景色。

富士見岳から乗鞍岳に向かう途中に大きなカメラで皆さんが見ている場所がありました。
何だろうか？と聞いてみるとライチョウが居てるようです。子供もいてるようで
なかなか出てきてくれませんでしたが、頭を出したりと可愛らしい様子が見れたようです。
写真真ん中の白い木の左側にちょっと見えます。

畳平の上にある池、雪渓が池の中に滑り込んで幻想的な風景になっていました。
奥側には雲海とアルプスな光景にうっとりです。

富士見岳から降りてきて平らな道をのんびりと歩いていくと、大きな小屋が見えてきます。
写真右上の施設はコロナ観測所だったと思います。（20年以上も前の記憶ですが・・・）

乗鞍岳の手前の肩ノ小屋に到着しました。ここにはテーブルなどもたくさんあり休憩できます。
帰りにここでコーヒーを飲んでのんびり休憩しました。

かなり綺麗なトイレが肩ノ小屋の先にあり、有難く利用させて頂きました。

肩ノ小屋から乗鞍岳は岩場の登りで、今回一番の頑張りどころになります。
標高は250mほど登るので、普段登山をしている方なら難なく登ることができます。が、
私はこの日は寝不足でフラフラになってしまいました。
軽度なめまいがありましたが、気合を入れなおして何とか登ることができました。

人生初めての3000m峰に登頂！と言っても畳平から400mほど登っただけですが。。。笑
南側の景色はガスが多かったですが、北側の景色はかなり開けていて絶景を見ることができました。

乗鞍岳の山頂、西暦1181年から歴史があり霊山、信仰の山として祀られているらしいです。
日本書紀にも記載があるようです。

鳥居を潜って下山します。青空だったらよかったのですが、もう充分に景色は堪能できたので
下山していきます。というのもかなり寒くてあまり長居は出来ないほどでした。

無事に畳平まで降りてきてお花畑を一周します。
たくさんのクロユリなどを見ることができました。

下山のバスは1時間間隔でまたバスが5台6台と一気に降りていく感じですが、
到着した時は既にバスが出た後で待ち時間があったので、向かいの魔王岳のピークを獲りに行きました。

魔王園地と呼ばれる場所があり、更に奥に魔王岳があります。
ここから見える池がとても綺麗でブルーになっていました。

魔王岳に到着。標高2764mですが、畳平からはお手軽に登れます。
名前といいこの山頂看板、なかなかカッコいいですね！

無事にバスにも乗れて帰っていきます。バスからの景色も楽しめました。
ただ酔いやすい人は注意が必要です。

乗鞍岳、お手軽に3000m峰の山を楽しむ事ができる山でした。
北アルプスなどの山々を眺めたり南側には御嶽山も見えるようです。
お手軽にアルプスを体験できる最高の場所でした。