奈良県の音羽山、経ヶ塚山、熊ヶ岳の3座を縦走するコース
音羽山の中腹には西暦749年から続く善法寺があり
音羽山観音寺として有名です。残念ながらお参りは
出来ませんでしたが、長い時間の流れを感じれました。
登山ログ
YAMAP https://yamap.com/activities/34463909
登山口情報
駐車場 音羽山観音寺の駐車場を利用 無料 10台ほど
Google Map https://maps.app.goo.gl/r4BY8n9hQFgUBYkz6
トイレ 無し
貸出の杖があります。
勝手に登山指数
登山道の整備度 | ★★★★ |
山頂からの絶景度 | ★ |
登山中の絶景度 | ★★★★ |
登山客の多さ | ★★ |
登山道の高所・難所感(高さを感じるような場所) | ★ |
鎖場や岩場など | ★ |
登山道の静けさ(街の音など) | ★★★★★ |
高山植物や花 | ★★ |
登山日記
駐車場に車を停めて登山出発。心暖かい看板がお出迎えしてくれます。
貸出の杖もあります。
朝の光が良い感じです。9月中旬ですが涼しくも感じます。
西暦749年からの歴史があるようで、至る所にその痕跡を見ることができます。
音羽観音寺までのルートは看板が設置され迷うことなく登ることが出来るようになっています。
駐車場の上にも集落があり、田舎の景色を楽しむ事ができます。
ここから道路と分かれて観音寺まで登っていきます。
暖かい看板が出迎えてくれます。この看板、ジーっと見ていると細かく描かれているので
見ていて温かくなる絵でした。後からYAMAPの方で教えてくれた方から、
観音寺の住職、副住職、お手伝いさんの絵と分かりました。
NHKで「やまと尼寺精進日記」という番組があり、このお寺が有名だそうです。
山で自生する植物、里の季節の野菜で作る精進料理がすごい美味しいらしいです。
ここからいよいよ登りが始まります。が、一般的な登山道ではなく舗装された道路を
登っていく感じになります。お地蔵様が見守ってくれています。
昔の人も同じ光景を見たんでしょうか。時代の移り変わりはあってもこういう光景だけは
昔のままかな?と思うと新鮮な気持ちになります。
このお寺への参拝者への配慮でしょうか。至る所に休憩できるベンチが設置されています。
20度以上はありそうな坂道もあります。序盤から結構疲れてきます。
一つカーブを曲がればベンチ、また少し登るとベンチがあります。
何気ない光景ですが、ここを整備されているお寺でしょうか。その優しさを感じます。
妙に引き込まれる看板の絵。この時は知らなかったのですが、精進料理が有名で
お寺の皆さんで収穫している様子が描かれていました。
この日はソロ登山で、のんびりと登ることが出来て看板もじっくりと見ることができました。
お寺に到着しました。鉄柵があり鹿の被害から守るために設置されているようです。
ここにトイレがありますが、朝は9時からしか開かないので利用できません。
開けたら閉める。熊本弁で「あとぜき」ですね。
観音寺は火曜日がお休みだそうです。
朝は9時から、夕方は4時半までだそうです。
お参りしたかったのですが、時間はまだ早く開いていませんでした。
この観音寺では眼病平癒としてご利益があるそうです。目が悪いことはないのですが、
これからも安全に登山できますように!とお願いしたかったのです。
また次回来ることを思い後にしました。
お寺の上にはお堂がありました。
お寺を過ぎるといよいよ未舗装の登山道となります。
桜の木が植林されているようです。春には綺麗な光景が見れそうです。
音羽山へは展望コースを通る必要があります。こちらのコースは決壊しているそうです。
YAMAPでも展望コースのみが掲載されています。
先ほどの看板から少し戻ると展望台への看板があるので、こちらを登っていきます。
少し草が多く足元が狭い場所もありましたが、展望台へ到着しました。
この展望台は住職や里の方や信者と作られたそうです。
振り返ると絶景が待っていました。遠くには金剛山や葛城山も見えます。
ベンチもあるので少し休憩させて貰いました。
展望台から音羽山へは近道コースとなり杉の中を登っていきます。
緩やかな登りが続きますが、道はしっかりしているので安心して登っていくことができます。
無事に到着しました。ここが音羽山の山頂となります。標高は低いですが、
見るものが多くて大満足な気分です。
音羽山から今度は経ヶ塚山へと向かいます。ここからはアップダウンがあり
まずは音羽山から下っていきます。
降りきったら今度は登っていきます。アップダウンはありますが、ちょうどいいぐらいの
登りで登山初心者が始めての縦走にもトレーニングにもちょうど良さそうな勾配です。
道中には看板もしっかり設置されているので迷うことはありません。
経ヶ塚山の山頂です。何とも歴史がありそうな山頂です。
古い文字でしょうか。1000年という歴史を感じることができそうです。
経ヶ塚山から熊ヶ岳までは少しだけ岩もありますが、安全に進む事ができます。
今日最後のピークに到着しました。ここの山頂には何もないので、そのまま下山します。
熊ヶ岳の山頂の雰囲気です。
大きな反射板がありました。鉄道会社の無線電話用の反射板だそうです。
熊ヶ岳から大峠に向かって進みます。ここはなだらかな傾斜で降りていきます。
大峠に到着しました。祠がありお地蔵様がいてました。
これは何て読むのでしょうか。かなり古い字です。
峠から林道への道も杉の中をゆっくりと降りていきます。
縦走コース終始、安全に登山することができます。
無事に林道へ出てきました。ここからは舗装された道をずっと歩いて駐車場へ帰っていきます。
時間にして1時間ほど歩いて帰ります。
こちら側にも集落があり、景色を楽しむ事ができます。後ろを振り返ると
縦走してきた稜線を見ることができます。
この辺りは鹿がとても多いようで運が良ければ野生の鹿に出会うことができます。
ピーーーーとけたたましい声で鳴かれてしまいました。
不動延命という滝が見れました。岩の中から突如として溢れ出る水にビックリです。
水量も結構あるので迫力もありました。
県道37号線を下っていきます。途中までは歩道があるのですが、後半は路肩を歩くので
注意が必要です。
無事に駐車場まで帰ってきました。
標高1000mもない山を3座縦走するというコースですが、多くの歴史を見つけることができました。
有名な観音寺でお参りも一緒に登山してみるともっと面白いと思います。
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