兵庫と鳥取にまたがる標高1309mの山
四方には高原があり山頂付近はなだらかで
歩きやすく美しいブナ原生林に出会えます
登ってる最中にまた来たいと思うほど最高でした

登山ログ
YAMAP https://yamap.com/activities/39789344
上山高原からピストン
登山口情報

上山高原まではクネクネの林道を登ってきますが、ほどよく整備されていて走りやすかったです。

上山高原に大きな駐車場があるのでここを利用しました。無料で利用可能です。
50台は裕に停めれる広さで朝7時頃には既に3台ほど車中泊も含めて停まってました。

駐車場の前に避難小屋があります。ここではトイレもあるので安心です。
2つの個室がありました。
勝手に登山指数
登山道の整備度 | ★★★★ |
山頂からの絶景度 | ★★★★★ |
登山中の絶景度 | ★★★★ |
登山客の多さ | ★★★ |
登山道の高所・難所感(高さを感じるような場所) | ★ |
鎖場や岩場など | ★ |
登山道の静けさ(街の音など) | ★★★★★ |
高山植物や花 | この時期は特に見かけませんでした。 |
熊や鹿など動物の気配 | 鹿を目撃、熊も見かけた方に出会いました。注意 |
登山日記

駐車場の脇にあるベンチで登山準備をして出発。
青空が気持ちよい日でした。

スタートしてすぐに通行止めの看板がありこの先は車は通行できませんでした。
後から聞いた話でGWには雪は無くなりますが、今年はとても多く雪が降ったそうです。

通行止めの先はこんな雰囲気です。関西とは思えない景色でまだ雪が残っていました。
この辺りでは除雪した跡はあります。

徐々に雪の量が多くなり1メートルを超える高さになってきました。
誰も居ない静かな山の中、こんな景色も楽しめました。

ショーブ池と書かれた場所。とても綺麗で透明度のある池が遠くから見ることができます。
もっと近くで見たいのですが、道もなくただ上から覗くぐらいです。

少し行くと除雪車が道路脇に停まっていました。
ここからは除雪無し!とすぐに分かりました。

除雪してくれていたありがたみが良く分かりました。
ここからは道路の上をトラバースな感じで歩いていきます。滑ると道路の右側の谷底に滑るので
慎重に進んでいきます。

雪の角度もあり右側の谷も深いので、慎重にチェーンスパイクを装着しました。
安全に行きましょう。

ここが一番怖くて道路の真ん中に雪の穴が空いていて落ちたら大けがしそうな高さ。
足跡を見ると靴で歩いているようですが、私は怖がりなのでチェーンスパイクで
安全に渡っていきます。

雪がなくなった道路をしばらく歩くと登山口が見えてきました。
小ヅッコ登山口と呼ばれる場所です。ここから稜線を通って扇ノ山までを
縦走していきます。

誰も居ませんが雰囲気はいい感じ。この階段から登っていきます。

この先どんな景色が広がるのだろうかとワクワクしながら登った階段。

もう雰囲気最高な景色が待っていました。
ここは平坦でザ・ハイキングという感じの場所でした。

小ヅッコ小屋と呼ばれる避難小屋に到着しました。氷ノ山もそうでしたが、
この辺は避難小屋がたくさん整備されいざという時でも安心です。

ここからは雪があると道が分からなくて何度かウロウロしながらも、こんな景色を見ながら
進んでいきます。ほとんど登っていないような平坦に歩くような感じです。

登っていないのに1つ目のピーク、子ヅッコに到着しました。
駐車場の標高は900mほどでしたが、いつの間にか1159mまで登ってきていました。

ブナの原生林の中をまだ雪が残る中登っていきます。
どこに進めばいいのか道も分からずほとんどトレースも無いので、YAMAPで方角を見つつ
時折見えるリボンで軌道修正しながら進んでいきます。

根開きと呼ばれる木の周りの雪が溶ける現象がたくさん。
生命力、自然の力を感じながら面白い光景を見ていました。

ずっと続くブナの原生林。3キロほどにも渡るようです。

何とも幸せな光景です。もう雪が重くてがっちりしている為か、踏みぬくような事は
無かったです。

根開きの深さも1mほどになってきました。自然の力ってすごいですよね。

埋もれていましたが、ここが大ヅッコとなります。看板が埋もれていて1mほどの積雪でしょうか。
ここまでは少し登りが続きました。

時折見つけるリボンで軌道修正しながらなるべく登山道の上を歩くようにします。

山頂手前には展望台があり鳥取方面の景色を見ることができました。
もしかしたら遠くに大山が見えていたかも?そんな方角の景色を楽しめます。

いよいよ山頂でしょうか。大きな屋根が見えてきました。

2階建ての大きな山小屋が建っていました。ガラス張りでとってもきれいです。

正面からの山小屋。こちらもなんかオシャレです。

無事に三角点タッチ。感無量の瞬間です。

ベンチが4基ほど設置されているので休憩。目の前には

氷ノ山が真正面に見えて大迫力な景色でした。向こうにもまだ雪が残っているようです。

山頂全体はこんな雰囲気で20人くらいは滞在できそうな広さがあります。

山小屋の中を覗いてみました。オシャレなデザイナーズハウスみたいな感じでしょうか。
これなら利用してみたいかも!と思うほど綺麗でした。

その後、下山中にスキー板で登っている人に出会ったり、何度も登ってきている鳥取から
来たお父さんに出会ったりと楽しい出会いがありました。
お父さん曰く、タケノコの新芽が美味しくて熊も来るのでここら辺は注意が必要だよ。
そして今年は冬眠無し!とも言っていて熊がどんどん活発になってきているようです。

その後は無事に下山して駐車場まで帰ってきました。
朝は3台でしたが、戻ってくると多くの方が遊びに来ていました。

ふと看板を見て見ると上山もおすすめ!と書かれていたので駐車場の脇の山にも
登ってみることにしました。

ちょっと疲れもありましたが5分ほどで登れる小さな山です。
火山のようでどんな景色なのか気になります。

山頂には何もない!?と思ったら看板が倒れていたので、ぐおぉぉぉと最後の力を
振り絞って修復。

じゃん!無事に看板が立ちました。少し土も埋めておきました。

なんというかすごい高台がありました。今にも崩れそうでしたが、意外としっかり。
乗ってみました。

良い景色!ここから氷ノ山や登ってきた扇ノ山、360度の景色を楽しむ事ができました。
またブナの原生林を今度は冬ではなく温かい時期に見てみたいと思うほど良い山でした。
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