岐阜県美濃郡川辺町にある遠見山は
別名「岐阜県のグランドキャニオン」とも呼ばれ
標高は272m。むき出しになった岩肌の見晴らし岩からは
飛騨川の美しい曲線の景色を楽しむ事ができます。

登山ログ
YAMAP https://yamap.com/activities/40521126
登山口情報

GoogleMaps https://maps.app.goo.gl/Vk7ewZVUwk6B9xgA8
川辺町が運営する無料駐車場のようで、30台ほど駐車が可能です。

平和錦酒造が目の前にあり、こちらは江戸時代から続く酒蔵のようです。
お酒が好きな人はぜひ立ち寄ってみると美味しい銘酒に出会えると思います。
勝手に登山指数
登山道の整備度 | ★★★ |
山頂からの絶景度 | ★★★★ |
登山中の絶景度 | ★★ |
登山客の多さ | ★ |
登山道の高所・難所感(高さを感じるような場所) | ★ |
鎖場や岩場など | ★ |
登山道の静けさ(街の音など) | ★★ |
高山植物や花 | |
熊や鹿など動物の気配 | 登山道に熊の目撃もあります。(2024年8月) |
登山日記

私はお酒を飲まないのでいそいそと登山スタート。
有名な酒蔵のようです。

スタートしてすぐに街路を歩いていると遠見山方面を見上げるとこんな岩が見えてきます。
屏風岩のようになっています。現在はほぼ何も残っていませんがかなり歴史がある山のようです。

この日は登山者は私一人でしたが、登山口までの案内はしっかりとされていて
休日は賑わいそうな感じの整備具合です。

民家の裏手の畑の中を通っていきます。

こちらから入っていきます。YAMAPの案内がありました。
登山計画、登山届も地図のダウンロードもバッチシ!いきます!

いきなりこんなトンネルが出てきました。ちょっとなんか怖い・・・

残念ながら背が低いので頭には当たりませんでしたが、
身長160cmある人は慎重に通る必要があります。ダジャレみたいになりました。

山頂に出るまでに何度か応援されます。こういう看板、メッセージが結構嬉しくなります。

ベンチなど整備されています。ここまだ登って5分も経たないほどの場所です。
登山者向けというよりは一般の方も安心して登れるようになっています。

海底に堆積した放散虫などが固まった地質のようです。
昔はここも海の底だったのが信じられないです。

先ほどの一の笑、今度は弐の笑という場所に来ました。
膝が笑うという意味のようです。日ごろから登っている私は、これぐらいで膝は笑いません。
逆に登りすぎて膝が泣くぐらいです。笑

看板が妙にフレンドリーでなんかホッコリします。
頑張ります!

最後は労いの言葉になりました。ありがとう!
なんか地元の方の愛を感じました。

200mほど登ってきました。右に行くと遠見山の山頂。
左に行くと見晴らし岩に向かう出合いとなります。まずは岩に向かってみます。

出合いから見晴らし岩までは100mほどでしょうか。少しだけなだらかな登りとなっています。

何やら開けてきました。ベンチも設置され休憩できそうです。ワクワクが止まりません。

こちらが岐阜県のグランドキャニオン。この景色を実際に自分の目で見たかったので
ほぉおぉぉぉおお~~と一人で声を上げていました。
YAMAPで初めて見た日記がこの場所で、見たい!!と思ったのを覚えています。
数あるブックマークの一番下に登録してあるこの景色にやっと登ることが出来ました。

食い入るように細かく色んな景色を堪能しました。
飛騨川が美しく自然の力強さも感じれました。

岩の上からさっき停めた駐車場も見えます。いつの間にかこんな高い所に来てました。

見晴らし岩。確かに名前の通りの岩でした。
昔の人はここから何を見たのでしょうか。

先ほどの出合いまで戻ってきて今度は山頂方面へと向かいます。
こちらも200mほどでしょうか。あっという間に山頂に着きそうな距離でした。

晴天が続いても枯れない不思議なため池。どんな池だろう?

こちらがそのため池となります。思っていたよりも感動は無かったですが、
山の上に池というのも珍しい光景です。

現在は使えなくなった東屋がありました。妙に広い場所だなぁ~と思っていたら
昔はここに山城があったようです。下麻生城という城があり飛騨街道の要衝を占めていたようです。
何度か落城を経て現在に至るようです。戦国時代に築城されたようで
かつてどんなお城が建っていたのか見てみたいものです。

こちらが山頂となります。秋葉神社が祀られていました。

見晴らし岩の方が見やすいですが、山頂からもグランドキャニオン、飛騨川を見ることができました。
少しスペースがあり10人ぐらいはゆっくり滞在できるほど広くて座る場所もあります。

下の方が少し見えませんが、景色を堪能することができます。
ずっと見て見たかった景色を見ながら食べるおにぎりは最高でした。

ご飯を食べ終えてから気づいたんですが、こんなベンチが山頂にありました。

今度は先ほどの出合いから南側に降りていきます。こちら側もしっかり整備され
結構な急斜面ですが、しっかりした階段で安心して降りていくことができました。

降りきると林道に出てきました。林道の途中のようでまだ上まで続いているようですが、
登る方角の右手には土砂崩れが見えました。下山はこの左手を真っすぐ降りていきます。

南天の滝、別名「天子の滝」とも呼ばれる滝があります。かつては南天が多く自生していたようです。
天子の滝とはヤマトタケルの父親が沐浴された滝でもあるようです。
これは見に行かねば。

そんなに期待せずに見に行ったのですが、意外に大迫力でした。
滝つぼが深そうで怖さすら感じました。道から右手に曲がった所に滝があるので、
近づくと急に滝が出てきて大きな轟音が聞こえてきました。

滝の前には令和2年に架けられた橋がありました。新しい橋で、東濃ヒノキを使った橋のようです。
高級な銘木で作られた贅沢な橋です。

その後は林道を歩いて下山していきます。

無事に下山することができました。

JR東海の高山本線の単線が走っていました。
久々に線路を渡ったのが新鮮でした。

再び街路を歩きさっきまで居た見晴らし岩を今度は下から見上げます。
1時間半ほどで下山できるコンパクトな登山でしたが、見どころは多く面白かったです。
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