東北を代表する名峰「鳥海山」は山形と秋田にまたがり
出羽富士、秋田富士とも呼ばれています。
標高は2236mで日本百名山にも選出されるほど
美しい光景は息を飲むほどの絶景でした。

登山ログ
YAMAP https://yamap.com/activities/40659464
鳥海山 鉾立登山口コース
登山口情報



GoogleMaps https://maps.app.goo.gl/fmk8njaKm5kck6Xo8
鉾立登山口には稲倉山荘など大きな建物があります。鳥海山の5合目に当たるこの場所には
大きな駐車場がありかなりの台数が駐車可能です。
ここまでは鳥海ブルーラインという無料の道路を通ってきますが、
11月上旬~4月下旬までは、冬季閉鎖となります。閉鎖前、荒天時には通行止め規制等があったりと
行く前には事前に道路状況を確認しておく必要があります。
トイレも設置されています。
勝手に登山指数
登山道の整備度 | ★★★★★ |
山頂からの絶景度 | ★★★★★ |
登山中の絶景度 | ★★★★★ |
登山客の多さ | ★★★★★ |
登山道の高所・難所感(高さを感じるような場所) | ★★★ |
鎖場や岩場など | ★★★ |
登山道の静けさ(街の音など) | ★★★★★ |
高山植物や花 | ★★★★★ |
熊や鹿など動物の気配 | クマの目撃多数あり。注意が必要です。 |
登山日記

駐車場脇に登山口があるので、こちらから山に入っていきます。
まだ6月中旬では雪渓が残っているようです。

装備の確認、忘れ物の確認をして入っていきます。

序盤の展望台までは階段などしっかりと整備されていて歩きやすくなっています。

一部雪渓がありますので、注意して渡ります。

展望台に到着しました。どんな景色が広がっているのかワクワクします。

美しい光景が広がっていました。鳥海山の山頂まで見渡せる絶景です。

すごい落差の滝も見ることができました。
圧巻の光景です。

ここから登山道となりますが、道は綺麗に整備されていて岩がゴロゴロした登山道ではなく
石畳のように歩きやすくなっていました。

道中にはこの時期にはたくさんの高山植物を見ることができます。

この時期は谷に流れた雪渓の上を進む事になります。多くの人が通っているのでトレースが
しっかりと残っていて道に迷う事はないと思います。

チェンスパを付ける人も居ましたが、そのまま登山靴でも進む事ができます。
長い雪渓なのでゆっくりと慎重に登っていきます。

雪渓が終わるとまた石畳のような道が出てきます。

何やら建物が出てきました。

鳥ノ海御浜神社という場所に来ました。こちらでは宿泊も可能なようです。

リーズナブルな金額で泊まれるようです。ゆっくり登りたい人には最高の施設です。

この小屋の前には鳥海湖を見ることができます。16万年前の加工だそうで酸性で生物は
居ないそうですが、クロサンショウウオが見れるそうです。もう少しでドラゴンアイが
見れるそうですが、この時は真っ白な状態でした。

小屋の前から見た山頂はまだまだ遠い場所でした。7合目になります。

扇子森というピークまでやってきました。

ここからの鳥海山の眺めがすごくきれいで圧倒される景色でした。

ちょっとカッコつけて撮ってみました。ずっとこの景色を見たかったですが、
先はまだまだ長いので頑張ります。

下っていくとまた雪渓が出てきます。

しばらくすると無くなり、また雪渓があったりと何度も繰り返して登っていきます。

ここから分岐になります。
右手に登ると外輪山の上を登っていく尾根コースに向かいます。七高山へと向かいます。
左手に下ると山頂までを谷コースを通るコースになります。
この時期だと雪渓を登るか、後から雪渓を下るか。で好みが分かれると思います。

私は谷コース、左手に向かいました。まずは谷に向かって急坂を降りていきます。

この谷の設計の上をひたすら上まで登っていきます。
先ほどの分岐を右手に進むと写真の右側の外輪山の上を通って山頂に向かうコースとなります。

この雪渓が一番長くて結構辛い登りでした。雪で照り返しが眩しいのでサングラスがあれば
目が楽になると思います。後半はやや勾配がきつくなってきます。

振り返るとこんな感じです。上に見えるのが外輪山の尾根です。この下の谷コースを
ひたすら雪渓の上を登ってきました。

山頂手前にある御室小屋に到着しました。
ここがかなり広くてお昼ご飯には最適です。


神社やトイレなどもありました。ベンチも多数あるのでゆっくりするには便利な所です。

上から見るとこんな感じです。奥に見えるのが山頂です。そのすぐ下に御室小屋があります。

休憩もほどほどに山頂を目指します。

噴火のあとでしょうか。かなり岩々な場面です。大きな岩の上を慎重に登っていきます。
かなりの勾配なので気を付けます。

道中にはペンキで矢印が書かれているのでこのルートを外さないように登っていきます。

登り切ったかと思えばこんな谷まで下ったりします。
ここに降りるのにかなりの勾配だったので慎重に降りていきます。

ここが鳥海山の山頂、新山となります。周りは岩々で山頂ではほとんどゆっくりできないので
七高山へと向かいます。

山頂付近は傾斜が激しく溶岩ドームと呼ばれる場所は荒々しくなっています。

新山から七高山へと雪渓の上を通って向かいます。

ここが七高山の山頂となります。かつての鳥海山の山頂はここだったそうです。
新山よりも多くの石碑があり歴史がこちらの方があるようです。

溶岩ドームを振り返るとこんな感じです。ちょっと高低差、感覚がおかしくなりそうな
光景が広がっていました。

新山とは反対側の東側にはこんな美しい光景が広がっていました。
東北の山の景色がすごい好きなんですが、こういう雄大な景色が広がっているのが好きなんです。

帰りはこの外輪山の尾根の上を通って帰っていきます。
こちらの方が谷コースよりも景色が広がっていて気持ちよく歩くことができます。

真ん中の雪渓は登る時に通った雪渓です。こんな中を登ってきたんですね。

この外輪山にはYAMAP上でピークが3つほどあり多少のアップダウンがありますが、
気持ちよく歩いて降りていくことができました。

再び分岐まで戻って、扇子森への登り返しまで来ました。
ここが最大の登り返しポイントになります。

下山してくると少し雪が溶けて青い水が見えましたが、まだまだドラゴンアイを見るには
季節が早すぎたようです。

その後に無事に下山しました。長い山行でしたが、圧倒的な雄大な景色を堪能できました。
ここはまた登りたいほど気持ちよい登山になりました。
獲得標高1300m以上となりますが、景色が楽しめるのでそこまでしんどくはなかったです。
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