大阪と奈良にまたがる生駒山脈。
生駒山から信貴山までの間を縦走。
登山初心者の方も安心してハイキング。
大阪と奈良、両方の絶景を楽しめます。
登山ログ
YAMAP https://yamap.com/activities/32039705
登山口
スタート地点 生駒山、ゴール地点 信貴山
最寄り駅はスタート地点、生駒駅、ゴール地点は信貴山下駅、王寺駅になります。
私が行った時には王寺駅近くのパーキングで駐車して、電車で生駒駅まで向かいました。
登山日記
王寺駅から生駒駅まで電車で移動してきました。今日はこの電車で移動した分を
山の中をずっと縦走して南下していきます。10駅近くありました。
生駒駅から5分ほど歩くと今度は生駒ケーブルカーの駅、鳥居前駅に到着します。
ここは日本最古のケーブルカーで1918年から営業なので100年以上も運用されているようです。
これに乗ってみたくて今日はこの山行にしました。
と、思ったのですが私が到着した瞬間にいきなり出発してしまいました・・・
15分間隔で出発するようですが、もう今日はせっかくだし、歩いて登ろう!と思い
駅をあとにしました。
生駒山までの道のりは宝山寺の参拝道となっているようです。駅周辺は色んなお店が
並んでいますが、朝早い時間はどこもしまっています。
立派な石碑が立っていました。毎年9月には生駒聖天万燈会という催しがあり
参道の600基の灯篭に1万ものロウソクをたてるようです。見てみたいものです。
初めて通る場所、見たことないものばかりでキョロキョロしながら登ります。
ずーっと続く登り坂、町全体が参道に面して生活されているようです。
朝早くから登っている地元の方も多いようです。
初めて来る場所は、脳がリフレッシュするというか楽しいですね~
登山って毎回こんな新しい光景を見たりの連続、旅行みたいな感じでしょうか。
普段の生活では味わえない脳の使っていない部分を使っているような感じです。
まだまだ続く階段です。
振り返ってみると奈良側の景色がドンドンと高くなってくるのが分かります。
めっちゃ急登になりました。私は階段が好きな方なんですが、嫌いになりそうです。。。笑
ここで休憩。ここまで30分くらいでしょうか。今日最初の休憩。
途中から観光生駒という通りになり、旅館などが並んでいました。
この場所はケーブルカーの1つ目の駅「宝山寺駅」があります。
ここが宝山寺になります。生駒山頂へはここから左側の道を通っていきます。
地元の方はここまでお参りして帰っていってました。
更に登っていくと2つ目の駅「梅屋敷駅」という駅があります。梅屋敷なんてあっただろうか。
色んな歴史がありそうな名前です。この勾配でこの道がどれだけ辛いのか分かります。
踏切があったので、線路の上に立ってみました。いや~乗りたかったなぁ~
面白そうな線路です。でも後悔したのが、山頂までまだまだあるということに気づきました。汗
こんな道が続きます。
生駒山上遊園地の駐車場が見えてきました。
あともう少し。
生駒山上遊園地のトイレがいきなり出てきました。まだ営業前のようですが、
トイレは利用できました。
生駒山上遊園地に到着しました。20年ぶりくらいに来たでしょうか。
綺麗な青空です。営業前なので職員の方があちこち点検や準備をしていました。
ここを歩いているのは登山客だけです。
ちょっと観光、こちらは大阪の北側、枚方方面でしょうか。
まだ誰もいない遊園地ってなんか面白いですね。
生駒山の三角点を探したところ、SL機関車乗り場のアトラクションの中、コース内に
三角点がありました。タッチはできませんでした。
遊園地の中を通って南側へ向かいます。ここには自動販売機もあるので補給ができます。
この日は2リットルの飲み物を持ってきていましたが、ここで買えば少し楽をできます。
遊園地内はほとんど登山客でウォーキングスタイルの人、登山スタイルの人が黙々と歩いています。
生駒山上遊園地から少し降りてくるとすぐに一つ目のピーク、鬼取山がありますが、
山頂には看板も特にありませんでした。
パノラマ展望台に到着しました。信貴生駒スカイラインの道路わきにあります。
登山ルートはこの展望台の向こう側から降りるので道路を横切ります。
この展望台からの眺めが絶景で大阪側を一望できます。東屋やベンチも設置されています。
パノラマ展望台とあるように、なんと大阪側だけでなく奈良側も見ることができました。
葛城山みたいな感じでしょうか。大阪側と奈良側を一挙に楽しめます。
パノラマ展望台から移動して今度は有名な峠、暗峠に到着しました。
数年前にここまで自転車で登ってきたのを覚えています。
馬がひっくり返るほど急だから「鞍返り峠」で暗峠。
昼でも木が生い茂って暗峠など様々ないわれがあるようです。
いつもは奈良と三重の県境を登山している感じですが、今日は大阪と奈良の県境を行ったり来たり。
県境って普段は意識しませんが、登山をしているとこんな県境をずっと歩いたりと
ちょっと面白いです。
暗峠から少し歩くと府民の森という場所にでます。公園みたいになっていて
東屋などがありました。ここから縦走路を真っすぐにには進まずに、少し大阪側に下って
1つ山のピークを獲りに降りていきます。
これまた絶景が広がっていました。「ぼくらの広場」という場所です。
かなり絶景ですごかったです。夜に夜景を見に来たらすごい景色が見れそうです。
ぼくらの広場から50mほど下っていくと旗立山というピークが見えてきました。
昔は何か旗を立てたのでしょうか。
旗立山の山頂です。旗ということで見通しが良いのかなぁと思いましたが、木が合って
眺望は全然ありませんでした。
また元の縦走路に戻りどんどんと南下していきます。
長い道のりでアップダウンもあります。
展望台に到着しました。信貴生駒スカイラインで車の方も立ち寄れる駐車場付きの展望台です。
南京錠で愛を誓う的なモニュメントがありました。ここ展望台の2階には2基のベンチが設置されています。
1回にも2基で少し離れた場所にテーブル付きのベンチもありました。
駐車場に降りると自動販売機もあります。トイレはありませんでした。
2階から更に上に登る階段があります。カンカン鳴らせる鐘も設置されています。
一番上に登ると今日のスタートした山、生駒山があんなに遠くに見えます。
結構歩いてきたなぁ~と感動です。
左が大阪、右が奈良側になります。
信貴生駒スカイラインの道路の脇を歩く場面が何度も出てきます。
時々道路を通っているドライバーさんと目があってビックリしています。笑
時々こんな分かれ道がありますが、YAMAPを見るとだいたいコメントが付いているので
迷うことはありません。
ずーっとこんな景色が続きます。
このピークを獲ったら次は信貴山方面に東側に降りていきます。
アップダウンがありましたが、信貴山の山頂下に到着しました。ケルンが積みあがっています。
信貴山の山頂。空鉢護法堂という一願成就の神様が祀られています。
ここからは金剛山や葛城山などが見えます。
ここから下山していきます。たくさんの鳥居が奉納されています。
信貴山 朝護孫子寺という場所に来ました。1400年前に聖徳太子が訪れ戦勝祈願で訪れ
毘沙門天王から必勝法を授かり見事に勝利。伽藍などを建造してちょうど毘沙門天王が
現れた時が寅年、寅の日、寅の刻だったことから虎が至る場所に虎があります。
阪神タイガースのルーツもここにあるのかなと思うほど虎でした。
山の中にすごい建物がたくさん並んでいます。すぐ近くなのに初めてきた所でした。
こんな場所が近くにあったんですね。この建物からマイクですごい声が聞こえてきて
ビックリしました。
このルートは千本桜並木道と呼ばれる場所で、かつては東信貴ケーブルがあり1922年~1983年の間
運用されていたそうです。大阪の八尾からもケーブルカーがあり、こちらの利便性が高かったようで
現在は廃線跡として残っています。この道はとにかく真っすぐで
ひたすらに真っすぐでどこまでも真っすぐで面白かったです。
廃線跡を抜けると住宅街に出てきました。あとはこの道を降りていくと信貴山下駅に到着です。
私は王寺駅に駐車しているので大和川を渡って1駅歩きました。
長い山行でしたが、様々な歴史を見ることができる楽しいハイキングになりました。
大阪にずっと過ごしていましたが、知らないことがたくさんあるもんだと
感慨深い一日になりました。
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