愛宕神社の総本山の愛宕山。年間を通じて
人気の山で以前から登ってみたかった山です。
標高は924mの山ですが、登りは意外と多く
地元のトレーニングコースにもなっています。
登山ログ
YAMAP https://yamap.com/activities/34005296
清滝ー愛宕神社ー月輪寺ー清滝コース
登山口情報
清滝の青木駐車場 https://maps.app.goo.gl/2ieAXnoXJWzDQF8R6
駐車場は30台ぐらいは停めれそうでした。1日1200円です。
朝6:30から夕方6:00までの営業となっているようです。
トイレあり
勝手に登山指数
登山道の整備度 | ★★★★★ |
山頂からの絶景度 | ★ |
登山中の絶景度 | ★ |
登山客の多さ | ★★★ |
登山道の高所・難所感(高さを感じるような場所) | ★ |
鎖場や岩場など | ★ |
登山道の静けさ(街の音など) | ★★★★ |
高山植物や花 | ★ |
登山日記
愛宕山へのアクセスにはこの清滝にある駐車場が一番便利そうなので利用させて頂きました。
駐車料金は1200円とかなり高めの設定ですが、自動販売機やトイレなど完備されています。
トイレはかなり綺麗でした。駐車場からはトイレに行けないので駐車場入り口を出て
トイレに向かう必要があります。手洗い場もあります。
愛宕神社参拝道として登山道が整備されているようです。
案内看板があるので迷うことなく進めます。
登山道の入り口には注意看板があります。花木を持って帰る不心得な者は入ってはいけないようです。
1300年の歴史のある愛宕山へ登ります。
他にも熊注意の看板が立っていましたが、地元の方曰く、近年は目撃情報はないようです。
最初は緩やかに傾斜を登っていきます。
参拝道はかなり綺麗に整備され道幅も広くなっています。
ただずっと傾斜が続き地味に疲れてきます。急登な場面はほぼ無いのですが、
この日は38度くらいある日で山の中もかなり暑くて序盤からペースが落ちてきます。
愛宕山には1合目などではなく40分の1でこんな看板が設置されています。
これは3番目で「水持った?早め早め水分補給」と啓発な言葉が書かれていました。
登山者というより参拝者向けな看板です。
さすが1300年の歴史。祠やお地蔵さんをたくさん見かけます。
ここは火伏せの神様のようで、様々な石碑や跡地もみることができます。
こういう歴史を詠みながら登るのも面白いです。
1丁目(109mくらい?)にお地蔵様が守ってくれています。
急登ではないのですが、登りは続きます。ジワジワと体力が削られていきます。
標高1000mもないので油断していましたが、なかなかのハードコースです。
樹林帯の中で日陰を歩きますが、汗がどんどんと噴き出してきます。
東屋があり休憩。気温は28度ぐらいです。暑い・・・
登山道はかなり綺麗に整備されていて、安全に登ることができます。
スニーカーでも難なく登れると思います。
ずっと続く登り坂。全然急登ではないのにバテバテな感じです。
トレラン姿の方も多いようです。
やっと5合目の東屋に到着しました。この辺から少し風が吹き気温が落ち着いてきました。
面白い看板、こういう言葉に励まされます。
30丁目のようです。合目、丁目、40分の1など様々な案内があり訳が分からなくなってきます。笑
この参拝道ではほぼ眺望はないのですが、時々開ける景色はスカッとするほど気持ちよかったです。
何やら大きな門が見えてきました。もうすぐでしょうか。
この門の手前や奥にも座れるところがあるので休憩します。私以外にも何人か休憩していました。
門をくぐると平坦になってきました。灯篭などが並んでいて、山頂手前の広場に到着しました。
トイレもありました。
山価格ですが自動販売機もありました。これは嬉しいです。
写真が斜めになってしまってます。よっぽど疲れていたんでしょうね。笑
左側がトイレや自動販売機、右側はベンチなどがあり休憩可能なスペースになっています。
ベンチに座ってご飯を食べようと思ったら野生のシカがモリモリと食事中でした。
もう人が近づいても無心でモグモグしていました。よっぽどお腹が空いているのでしょうか。
ご飯を食べて休憩したあとはいよいよ山頂を目指します。
また階段が続くのでひと踏ん張り頑張ります。
階段の上部には鳥居や門がありました。
良い雰囲気です。
ここが愛宕山の総本山の山頂です。愛宕神社です。
明智光秀が本能寺を攻め入る時に、ここのおみくじを3回引いて決心したなど
1300年の歴史がある神社です。
私は歴史には疎いんですが、多分当時もこのような光景が広がっていたんだと思います。
コロナ前は千日参りという夜に登る日があり7月31日だったでしょうか。
この日に登ると1000日分お参りしたご利益があるそうです。
より山頂に近い奥の方も行ってみました。山頂とは思えない光景で、立派な建造物でした。
心が清々しくなってくるような感覚です。
火伏せの神様で防火や鎮火にご利益があるようです。ひのようじんと書かれたお札を
授かることが出来て、京都のお店や家庭ではこのお札をはって火難を防ぐ風習のようです。
山頂手前の広場まで戻ってきて下りは月輪寺方面に向かい下山します。
こちらもしっかりと整備され歩きやすくなっています。
少し開けた場所があり京都の街を一望できます。
この日は気持ちの良い空で深呼吸をして、美味しい空気を味わいました。
登りの道とは違いこちらの道は誰もいない静かなルートです。
人と話すのも大好きですが、こんな静かな誰もいないルートが大好きで、なんか最高な気分でした。
30分くらいでしょうか。下っていると突如として目の前にこんな光景が広がります。
山の中に突如なのでびっくりします。ポツンと一軒家みたいな感じでしょうか。
こちらが月輪寺で、その中を登山道として通っていきます。
なんか不思議な光景です。
月輪寺の境内はこのような感じです。人の気配がするのですが誰にも会いませんでした。
この月輪寺は「つきのわでら」と呼ぶそうです。愛宕山と関係するようで
文武天皇の時代から続くお寺だそうです。清少納言の御隠居という情報もあります。
大小いくつかの建物があり、生活感はあります。山の中にこんな光景が
とても不思議な感覚でした。またXのアカウントがあり調べてみると
鹿がよく遊びに来るようです。
登山道を歩いていたら急に民家の庭を通っていくみたいな感じでしょうか。
とても不思議な場所でしたが、こんな光景が見れて人生の一場面、いい経験になりました。
10世紀ごろには存在していたとされるお寺、ご興味ある方はぜひ立ち寄ってみてください。
通行には時間制限があり、夕方5時から翌朝の9時までは立ち入り禁止の看板が
前後の登山道にあります。
月輪寺を通ってだいぶ下山してきました。こちらのルートは本当に静かで癒されます。
この正面の尾根のまだ向こう側の尾根が登ってきたルートになります。
身助地蔵尊というお地蔵様が祀られています。
しっかりと手を合わせて今後も登山での事故がないように祈ります。
やっと登山道が終わり川が出てきました。
ここから30分くらいでしょうか。長い林道でしたが景色を楽しみながら清滝まで
帰っていきました。とても暑くてバテバテで標高とは違いかなりハードコースでした。
でもお地蔵様や神社など他にはない光景もたくさん見ることができて
清々しくもなる山でした。
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