日本一の富士山を眺めながらお手軽に
絶景ハイクが楽しめる金峰山。
奥秩父の名峰で標高は2599mですが、大弛峠から
縦走するとお手軽に山頂に立つことができます。
登山ログ
YAMAP https://yamap.com/activities/35692579
大弛峠~金峰山縦走コース
登山口情報
大弛峠を利用しています。大弛峠は日本一高い標高にある峠ですが、
冬季(12月~5月)の間は通行が出来ません。バスの運行もありますが、
こちらも6月~11月までとなっています。
駐車場は無料で利用可能ですが、40台ほどしか停めることができません。
駐車場脇にトイレも設置されています。
勝手に登山指数
登山道の整備度 | ★★★★ |
山頂からの絶景度 | ★★★★★ |
登山中の絶景度 | ★★★★★ |
登山客の多さ | ★★★★★ |
登山道の高所・難所感(高さを感じるような場所) | ★ |
鎖場や岩場など | ★ |
登山道の静けさ(街の音など) | ★★★★★ |
高山植物や花 | ★★★ |
熊や鹿など動物の気配 | 頻繁に熊目撃情報があります。 |
登山日記
深夜の1時頃に大弛峠に到着しました。道中の林道は動物園かな?というぐらいに
鹿やキツネ、イタチ?テン?など獣たちでいっぱいでした。中にはヘッドライトに
照らされても車の前で立っているオス鹿も居てて怖かったです。
大弛峠は日本一標高の高い峠ということで、星空がとても綺麗でした。
私がついた1時ごろでほぼいっぱいで残り2,3台しか空いていない状態でした。
白々と明るくなってきました。夜は真っ暗で怖かったですが、明るくなってくると
絶景が広がっていました。左奥がトイレですが、その向こう側には雲海が広がっています。
この駐車場に停めれなかった人は少し手前の路肩が広くなった場所などに駐車していました。
トイレは真っ暗なので夜中に行く場合はライトが必要です。
大弛峠から金峰山を目指して登っていきます。
金峰山までの標高差は250mほどしかありませんが、道中にはアップダウンが多く
獲得標高は600mほどとなります。
ダケカンバや針葉樹など樹林帯がしばらく続きます。
この辺りは眺望はほとんどありません。
東側、背中側から日が登ってきました。朝のこういう光景、本当にたまらない瞬間です。
深夜の気温は2度ほどで霜柱を見ることも出来た日で、太陽にあたると
急に温かくなってきました。
朝日峠に到着、なんと表現したら良いのか分かりませんが、幸せいっぱいの景色でした。
朝日峠から朝日岳までは登りが続きますが、少しずつ景色が見えるようになってきます。
やっと富士山が見えてきました。今回ここに来た一番の目的。
でっかい富士山が見たい!という目的を達成することができそうです。
山頂まで天気が変わらないことを祈りながら登っていきます。
朝日岳目前の景色。なんという空の青さ。
やっと到着しました。標高は2579mです。金峰山の山頂は2599mなのでほぼ
同じ高さを縦走していくという感じで、このまま平坦に行けたら良いのですが、
ここから結構下っていきます・・・
雲海に浮かぶ日本一の山、富士山。こんな絶景をずっと見ながら登山が出来るなんて。
幸せな登山でした。
朝日岳から樹林帯を抜けてあっという間に金峰山に到着しました。
山頂付近はかなり大きな岩がゴロゴロしていて面白かったです。山頂看板の向こう側には
富士山が見えています。
先週に登った瑞牆山を見下ろすような感じでした。なぜこんな山頂だけあんな感じの地形になるのか?
地形の成り立ちとか考えると面白いですね。
この金峰山でも面白い岩があります。五丈岩と呼ばれる山頂に大きく乗っかる岩です。
約15mもの大きさの岩が山頂にドーンと鎮座しています。
日本武尊がこの岩の下に社殿を作ったとか伝承があるようで昔から信仰の対象として祀られていたようです。
五丈岩は金櫻神社の本宮とし、蔵王権現をお迎えし祀っているなど豊作祈願などで信仰されています。
近くに来てみるといよいよ大きさに気づきます。
じっと見てみると文字が書かれていて、調べてみるとここに登ったり落書きしたりと
残念な記事が散見していました。
鳥居があり神聖な場所というのが分かります。
下から見上げると本当に不思議でどうやってこんな地形になったのか、巨人や宇宙人でも
着たのかな?と思うほど面白い地形でした。
五丈岩の裏手側にちょうど良さそうな場所があったのでここでお昼ご飯。
こんな景色をずっと見ながらのランチは至福の時間でした。
もうこれ以上の絶景はない!と思えるほど目に焼き付いた光景でした。
富士山って日本一でしかも独峰なんですよね。誰が遠くから見ても分かる山容で美しい。
ほんとすごい山です。
幸せ過ぎてこんな写真を撮ったり・・・笑
この日は最高に楽しい一日でした。
休憩後にボーっと空を見ていたら思わず空に吸い込まれる感覚。向こうが海なんじゃないかな?
と思うほどの青さで重力が無くなって吸い込まれそうな変な感覚になりました。
そんな時に撮った写真です。
こちらは南アルプス方面です。毎日こんな景色を見ながら過ごしたい。と思えるほど
息をのむほどの光景でした。私にとっては一番最高のお天気に恵まれた日じゃないでしょうか。
名残惜しいですが下山します。今日この日にこの場所に来れて本当に良かったです。
再び朝日岳までの登り返しを頑張って大弛峠まで帰っていきます。
無事に下山して山小屋に向かいます。山小屋の営業時間は9:30~16:00までだそうです。
無事に金峰山のバッチをゲットできました。
人生の思い出に残る一日、幸せな登山ができた一日になりました。
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