モンベルのクイックフィットワカン、
アルパインスノーシュー56と両方とも試してみました。
ワカンかスノーシューか?迷っている人の参考に
なればと思い解説してみます。

モンベル クイックフィット ワカン

モンベルから販売されているアイゼンを付けたままでも装着できる扱いやすいワカンです。
それぞれの両サイドには爪、クリートがついていて特に横滑りを防いでくれそうです。

重量は片足600gとなっていて、両方で1.2kgとなります。
素材はアルミニウム合金で軽量化が図られているようです。
モンベル アルパインスノーシュー56

こちらはやま友さんに貸して頂きましたスノーシューです。
メーカーのサイトによると片足860g、両方で1.72Kgとなります。
こちらもフレームはアルミニウム合金となっていて軽量に作られています。
クリートが前後と左右にも付いているので、横滑り、縦滑りも防いでくれそうです。
モンベルのクイックフィットワカンを使ってみた

装着は簡単でクイックフィットワカンというだけあって、3つのベルトを固定するだけで
簡単に装着することができます。ズボンのベルトのようにグイッと引っ張り、
爪を引っかけてベルトを折り返して固定する。というシンプルな固定方法で
慣れれば手袋を付けたままでも装着可能なぐらいです。

ただしワカンを装着して歩けるようになるには、少しだけ慣れが必要だと感じました。
狭い場所での足の置き方など自然に足を運ぶことができなくて、少し戸惑うシーンも。

急斜面でもたつくシーンもありましたが、滑ることはなく登ることができました。
ワカンは靴全体が固定されているので斜面に対してワカンも水平になります。
急斜面ではふくらはぎがグインと伸びて辛く感じます。
足を逆ハの字に広げて登ることで滑ることなく急斜面を登ることができました。
モンベルのアルパインスノーシュー56を使ってみた

こちらはやま友さんにお借りする機会があったので、新雪時、ベチャ雪時と
両方で使ってみた感想になります。
装着はクイックフィットワカンと同様に3つのベルトで固定します。
とても簡単で慣れれば1分ほどで装着できるでしょうか。

実際に歩いてみるとワカンの時よりも少し重たく感じます。
雪がデッキ部分に乗ったりすると更に重たく感じます。スキー板の太い版みたいな感じでしょうか。
まず最初に浮力の凄さにびっくりします。雪の上をスイスイ歩いて行ける安心感があります。

スノーシューは、歩きやすいようにかかとが浮く仕組みになっています。
足の前側を固定するベルト部分が動き、後ろ側はデッキとは固定されていない為に
かかとが自由になり、登り坂でも楽に歩けます。
さらに、「ヒールリフター」という部分をかかとの下にセットすると、より楽に登ることができます。
登りや下りでは、ワカン?スノーシュー?

登りや下りのシーンでは小回りが利くワカンの方が登りやすく感じました。
スノーシューは浮力があり雪に沈みこまないので、表面を滑ってしまうという感じでした。
ただ踵部分が浮くのは大変に有難くて、ふくらはぎの疲れはスノーシューの方が楽でした。

ワカンは前後の長さが短い分、機動力というか足の向きを自由に変えれるので
斜面に対して斜めに登ったり、逆ハの字で登ったりと左右の自由が利き細かな動作ができました。
またスノーシューよりも沈み込むので逆に斜面では滑りにくくなると思います。
ただワカンは靴に完全に固定されているので、斜面に対して足が水平になり
急斜面などではふくらはぎが伸びて辛く感じました。
平地ではワカン?スノーシュー?

平地部分ではスノーシューが浮力がある分、ズボッとハマりにくく歩きやすいです。
雪の上をスムーズに移動できるので平坦な所、稜線などではスノーシューがとても楽です。
ワカンはフレームがありますが、それでもハマることがあります。
比率で表現すると、登山靴10:ワカン3:スノーシュー1
こんな感じでしょうか。ハマりやすさというのを数字で表現してみました。
実際に色んな所でお話してみて

実際にワカンやスノーシューを使われているモンベルの店長さんや店員さん、やま友さん、
他の登山ショップなどでワカンかスノーシューか?など話をさせて頂きました。
と両者を比較する意見が聞けました。
私の選んだのは「ワカン」でした

ワカンかスノーシューか。今年の冬は迷いに迷って結局、ワカンにしました。
琵琶湖の西側の蓬莱山ではスノーシューを多くの人が使っていました。
琵琶湖の東側の横山岳では登っている人は全員ワカンでした。
岐阜県の位山ではスノーシューが多かったかな?
結局は登る山によってスノーシューかワカンかが決まってくるのだと思います。
私の場合は、この機動力に魅力を感じてワカンにしました。
スノーハイクを皆で楽しむならスノーシューが面白いのですが、
どうしても重たさが辛くなってきて、スノーシューを使った日は太ももがパンパンになります。
ワカンの方が足の負荷も少なく感じました。
またワカンの方が重量的にも状況的にも細かく使い分けができるように感じました。
スノーシューは担ぐとずっしりと重たさを感じるので、他にアイゼンやチェンスパを
持っていくのが嫌になり、登山靴かスノーシューかという状態で登りたくなります。
一方のワカンは軽いので、更にアイゼンも持っていくことができます。
登りの急斜面やトラバースではアイゼン、傾斜が緩くなってきたらワカンなど
状況によって道具を選択できるのも魅力だと感じました。
私はまだ両者を使い慣れた状態ではないので、使ってみてという視点が書いています。
扱いなれてくるとメリットやデメリットなど両者なくなってくると思いますが、
ご参考程度になればと思っております。
ワカンとスノーシューのまとめ
ワカン | スノーシュー | |
重量 | 軽い製品が多い | ワカンよりも重たい |
コンパクト・携行さ | コンパクトで持ち運びしやすい | 大きなものが多く携行しずらい |
機動力 | 縦の長さが短い分、 機動力があり足を自由に動かせる | 機動力は少なく足と並行で使うことが多い。 |
浮力 | スノーシューより3倍くらい沈む | 新雪でもしっかりと雪の上を歩ける |
アイゼンとの併用 | 可能、対応製品を調べておく必要あり | 可能、対応製品を調べておく必要あり |
歩きやすさ | 小さいので左右が干渉しにくい | 大きいので左右が干渉しやすい |
利用シーン | 急登など本格的な雪山向け ラッセルなど先頭を歩くには辛い 狭い樹林帯の場所 | 稜線など平坦な場所 積雪が多い場所 ラッセル可能 |
かかと | 固定されている | かかとが浮くので歩きやすい |
値段(2025/04時点) | \9,900- | \19,800- |
最後にスノーシューを御貸し頂きましたやま友さんに感謝申し上げます。
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