【使用感レビュー】スポルティバULTRA RAPTORⅡ Mid GTX WIDEを購入

ずっと使っていたモンベル「マウンテンクルーザー600」。
1年使ってソールもかなりすり減ってきて
スポルティバ「ULTRA RAPTORⅡ Mid GTX WIDE」を
購入したので、使用感レビューと比較してみます。

【使用感レビュー】スポルティバULTRA RAPTORⅡ Mid GTX WIDEを購入
目次

新しい靴を買った理由

【使用感レビュー】スポルティバULTRA RAPTORⅡ Mid GTX WIDEを購入

昨日に紹介したモンベルの「マウンテンクルーザー600」ですが、1年半使って
ファブリック部分が破けてしまいました。特に擦ったなどでは無く、両方の同じ場所が
破れてしまっていたので、寿命と思われます。
1年半も使えて登山回数からするとかなりの長寿命でしたが、
いくつか不満点もあったので、新しい靴を探すことにしました。

マウンテンクルーザーの不満点

【使用感レビュー】スポルティバULTRA RAPTORⅡ Mid GTX WIDEを購入

不満と書くと悪いイメージですが、ここでいう不満は、こうだったら良いな~と
少し高望みな要望の意味なんですが、
一つがもっと軽かったら良いのに~って度々思うようになりました。
とにかく歩き続ける登山、最近では距離も長くなってきて山行が10キロは超えてきます。
6時間、7時間と歩き続けていると、やっぱり登山靴が重たいな~って感じる事が多く
もう少し軽かったら楽なのになぁ~と考えるようになりました。
もう一つがソールがもう少し柔らかかったら嬉しいなぁ~と思うようになりました。
これも高望みな感じなんですが、マウンテンクルーザー600はアウトソールがしっかりしているので、
とても硬くて、私がよく行くような山では少しオーバースペックな感じなんです。
砂利がゴロゴロ、浮石ゴロゴロな場面ではアウトソールが硬い方が楽なんですが、
そういうシーンっておのずとゆっくり歩きますし、
土や木の根、時々岩場なシーンがほとんどなんです。なのでこのアウトソールが硬すぎるのも
ちょっとオーバースペックな感じになってきました。

スポルティバ「ULTRA RAPTORⅡ Mid GTX WIDE」を選択した理由

【使用感レビュー】スポルティバULTRA RAPTORⅡ Mid GTX WIDEを購入

モンベルには日本人向けに作っている事があって、ワイドサイズでの展開がとても多く
私はワイドサイズしか合わない日本人の一人です。
このスポルティバ、ウルトララプターにはワイドモデルが展開されていました。
クッション性とプロテクションを重視したモデルのようで根強い人気があるようです。
この辺はメーカーの謳い文句な文言になってしまうので、実際に履いてみた感想を書いてみます。

【使用感レビュー】スポルティバULTRA RAPTORⅡ Mid GTX WIDEを購入

土日に使って2回ほど使用したソールなので少し汚れています。
この肉球みたいな部分が地面に設置するようで、踏むとプニュと膨らんでクッションな
役割になるようです。モンベルのトレールグリッパーとは全然違うソールで
こんなので大丈夫なのか?と不安になりながらも実際に登山で使用しました。

【使用感レビュー】スポルティバULTRA RAPTORⅡ Mid GTX WIDEを購入

アスファルトなシーンで、マウンテンクルーザー600の時には辛い硬さの道路ですが、
ウルトララプターはかなり快適に歩くことが出来ました。
本当に登山靴か?と思うほどのクッション性でスニーカーを履いている感覚です。
FriXion Whiteと呼ばれるソールで、クッション性は確かなものでした。

【使用感レビュー】スポルティバULTRA RAPTORⅡ Mid GTX WIDEを購入

私がよく行く登山シーンで一番多いのが、こんな土の上。
肝心のグリップ力は全然問題ありませんでした。この辺はグリップというよりもクッション性が
快適でドンドンと歩いて行けるようになりました。

【使用感レビュー】スポルティバULTRA RAPTORⅡ Mid GTX WIDEを購入

アウトソールは少し柔らかめで、登山中はペタペタと地面に対して足裏全体で踏むのがセオリーですが、
この靴はトレランでも出来そうなほど柔らかくて快適でした。
「ハイキングやスピードハイクなどに最適なモデル」
メーカーのページにはこのような文言があるのですが、アウトソールが絶妙に良い感じな硬さに
仕上がっていると感じました。私の登山スタイルにはピッタリで歩きやすいです。

【使用感レビュー】スポルティバULTRA RAPTORⅡ Mid GTX WIDEを購入

苔や岩場の縁などを登るシーンでも、ソール前側だけで登ってみましたが、
グリップ力は問題なく滑ることもありませんでした。

【使用感レビュー】スポルティバULTRA RAPTORⅡ Mid GTX WIDEを購入

マウンテンクルーザー600では怖かったシーン。縦に木の根がびっしりな場面で
体を横に向けて慎重に降りて行ってました。
このウルトララプターはアウトソールが柔らかいので木の根を包むように踏めるのと、
ソールのグリップが点で効くようでした。
モンベルのマウンテンクルーザー、トレールグリッパーはソール全体で面でグリップ。
ウルトララプターのFriXion Whiteはソールの点でグリップ。

そんな違いを体験できました。

【使用感レビュー】スポルティバULTRA RAPTORⅡ Mid GTX WIDEを購入

落ち葉が多く地面が見えないシーンは少し怖い場面で、こういう時は
感覚的に足裏全体で着地よりも、踵が優先して地面に着地してしまいます。

【使用感レビュー】スポルティバULTRA RAPTORⅡ Mid GTX WIDEを購入

かかと部分のソールは、前側よりも少し太くなっていてグリップ力が高くなっているようです。
形状も前方向、後ろ方向にグリップが効くように配置されています。
この辺はさすがはスポルティバという所でしょうか。しっかりと設計されています。

足首回りのサポート力は

【使用感レビュー】スポルティバULTRA RAPTORⅡ Mid GTX WIDEを購入

大きな荷物を担ぐときはハイカットやミドルカットで足首をサポートする。
というのは登山の常識ですが、このウルトララプターはそこまでの大きなサポート性は無いようです。
スニーカー、トレランシューズを登山靴に寄せたような感じでしょうか。
ミドルカットですが、足首は自由に動かすことが可能で、サポート性というより快適性!
という感じがしました。
しかしマウンテンクルーザーとサポート力はほぼ同じくらいな感じです。
ただマウンテンクルーザーと違うのは、ウルトララプターはピタッと足首をしっかりと
ほどよく締め付けてくれるので、小石などが一切靴に入りません。

マウンテンクルーザー600の時は、よく木の根とか入って靴下貫通してイタ!っていうシーンが
多かったのですが、2日間使ってウルトララプターは一切入ることがありませんでした。
これは地味に嬉しい機能でした。

実際に重さを測ってみた

【使用感レビュー】スポルティバULTRA RAPTORⅡ Mid GTX WIDEを購入

モンベル、マウンテンクルーザー600ワイド 26cmの重量です。
591gとなっていました。インソールを変更したりでこのような重量になっています。

【使用感レビュー】スポルティバULTRA RAPTORⅡ Mid GTX WIDEを購入

スポルティバ、ウルトララプターの重量は411gとなっています。
片足で180gほど軽量になり、この重量さは歩いていても体感できます。
もう足が軽快になったような感じです。
ミドルカットなモデルではそこまで超軽量という訳ではないですが、
トレランシューズと登山靴の中間点ぐらいで、程よいサポート性、クッション性を
重視したようなモデルでしょうか。

総評

【使用感レビュー】スポルティバULTRA RAPTORⅡ Mid GTX WIDEを購入

先日に購入して登山で2日間使ってみて、もうすっかりとスポルティバの虜になってしまいました。
最大限のグリップ力を発揮するには、登山の歩き方、足裏全体で踏んで歩けるように習得が必要ですが、
それが出来るようになれば、ハイキングで軽快に歩けるシューズでは無いかと思います。

【使用感レビュー】スポルティバULTRA RAPTORⅡ Mid GTX WIDEを購入

様々な登山スタイルがあると思いますが、低山縦走、荷物の少ない日帰り登山などでは
大いに活躍しそうな登山靴だと思います。
ソールの柔らかさが寿命にどれだけ影響するのか分かりませんが、
この登山靴を使い倒してみたいと思います。
ご参考になれば何よりです。

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