【登山日記】日本二百名山の奈良県・釈迦ヶ岳は最高の稜線歩き

日本二百名山の奈良県、釈迦ヶ岳に行ってきました。
稜線歩きで景色も最高。
天空のお釈迦様はカッコよくて
山頂でのんびり休憩もできました。

登山ログ

YAMAP https://yamap.com/activities/25097593

登山口情報

太尾登山口 GoogleMap https://goo.gl/maps/WhkJ4AemgiYsYc7r6
駐車場有り10台程度
トイレ有り
洗い場無し

登山日記

朝5時に狭山を出発して7時半ごろに登山口に到着しました。
道中には石がゴロゴロとしていて落石の石がたくさん道に落ちていました。
タイヤがバーストしないように慎重に運転する必要があります。
やっと登山口についたと思ったら通行止めでした。
ここからは徒歩で行く必要があります。
林道脇に何台も駐車していたので空いてるスペースに停めて登山開始。

登山口に続くアスファルト道がボコボコになっていました。
どうやら崩落があり地面がつぶれた様でした。重機で落石は片付いていましたが
道路がボコボコなので通れない状態になっています。
通行止めから登山口まではおよそ700mをのんびり歩きます。

やっと登山口が見えてきました。太尾登山口です。
綺麗なトイレが設置されていて利用させて頂きました。
協力金も少し投入させてもらい感謝。
雨水を利用した手洗いも出来て便利でした。

登山口から入ると早々に熊の爪痕でしょうか・・・怖い
見なかった事にしてザックにつけた熊よけ鈴をチリンチリンならしながら進んでいきます。

森の登山道を抜けると美しい稜線が出てきてそこからはなだらかな傾斜をのんびりと登っていきます。
ここは本当に美しくて山々を眺めながら勾配もそこまで無いのでお話しながら進んでいけます。
3人組の登山客に出会い、これからキャンプをされるとの事でテント場があったりと
豊かな山だと実感しました。

稜線をしばらく進んでいると今日の目標地点の「大日岳」が見えてきました。
真ん中には挑戦予定の岩場も遠目に見えています。
「本当に登れるのか・・・な」と一緒に登った同僚と話してました。

まずは釈迦ヶ岳を目指しますが、稜線の途中には「古田の森」という山頂？がありました。
標高1600m、この日は街は30度近い気温でしたが、この辺は20度ぐらいとかなり涼しかったです。

釈迦ヶ岳の山頂がやっと見えてきました。写真右上のポッコリした所が釈迦ヶ岳です。
まだまだ距離はありますが、稜線が気持ちよくてスイスイと登っていきます。
途中には獣臭もするので鹿など野生の動物も近くに居てると思います。

釈迦ヶ岳まで最後の方は急登になっていましたが、難なく到着しました。
標高1800mにそびえるお釈迦様はカッコよくて感動です。
もう少し空が青ければ良かったんですが。
ここでしばし休憩しました。

釈迦ヶ岳で15分ほど休憩してから次は大日岳に向かいます。
途中には岩に穴が空いた「都津門」という岩穴を見る事ができます。
この崖、すごい落差で見てるだけで心臓がキュッとなります。

今日の最終目標の「大日岳」が間近に見えてきました。
近づくにつれて本当に登れるのだろうか・・と不安になるほど高低差があります。

大日岳の前に腹ごしらえをしました。というのも本当に挑戦するのか
ご飯を食べてから決めよう！と弱気な休憩です。笑
ここ深仙の宿には避難小屋もあり平坦な広場があるので昼食にピッタリです。
ご飯を食べていたら「大日岳」から4人グループが来たので
私「大日岳の岩、登ったんですか～？？」
おば様「登ったよ！楽しかったよ～」
私「うぇえええ～」
という会話で、行ってみる事を決意しました。
次に後ろから来たお兄さん3人組に出会い、このお兄さんも迷っていた様子。
先ほどのおば様の言葉を伝えると決意したようで先に大日岳に進んでいきました。

お兄様に遅れる事5分ほどでしょうか。大日岳に進みました。
手前の看板には「大変危険です！」との注意書きが。
一切自己責任！という言葉に心が揺れ動きます。先に進んだお兄様の声が上から聞こえてきます。

いざ！挑戦！！！！
と意気込んで登りましたが、途中で足がすくんでしまいました。
なんじゃこりゃ、持つところがない！！
両サイドは崖、落ちたら死ぬ高さです。
あ～～～どうしようか・・・・
と悩んでいたら先に行ったお兄様が、
「やめといた方がよい！死ぬぞ！手が血だらけになった！」
と声をかけて貰い、断念しました。
撤退も勇気！危ないことは止めよう！と同僚と話して下る事にしました。